「下呂の入口」にトンネル建設! 国道41号「門原防災」バイパス工事に本格着手

岐阜県下呂市で、国道41号「門原防災事業」が本格着手を迎えます。どのように改良されるのでしょうか。

濃飛横断道が接続

 岐阜県下呂市で計画されている国道41号の門原防災事業が、本格着手を迎えます。どのように走りやすくなるのでしょうか。

国道41号(現道)の切り回し状況(画像:国土交通省中部地方整備局高山国道事務所)
国道41号(現道)の切り回し状況(画像:国土交通省中部地方整備局高山国道事務所)

 国道41号は名古屋市と富山市を南北に結ぶ道路です。東海北陸道が並行して開通していますが、飛騨川沿いに走る国道41号も岐阜県の美濃加茂市・下呂市・高山市・飛騨市などを結ぶ主要ルートとして現在も機能しています。

 このうち下呂市内では「門原防災」事業が進行中です。この事業は市内の門原~三原間2.3kmをトンネルなどで改良するもので、防災面で対策が必要な箇所を回避します。

 ここは雨量通行規制区間に含まれており、過去5年間で延べ100時間以上の通行止めが発生していますが、門原防災事業により大雨による通行止めの減少が期待でき、下呂温泉への安全・安心なアクセスが可能になるといいます。

 また、東海北陸道の郡上八幡ICから門原防災の地点にかけては、地域高規格道路「濃飛横断道」の整備が進んでいます。すでにささゆりトンネルなどが開通していますが、今後も整備が進むと、東海北陸道と下呂を結ぶルートとしての重要度が増すことが予想されます。

 門原防災の区間は、幅員12m(トンネル部10.5m)、車道2車線で整備されます。2023年9月10日には関係者向けに下呂市内で着工式が開かれる予定です。

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