えっ…「スカイラインNISMO」は日本で「420馬力」発揮出来ない? 「オクタン価の謎」でカタログ数値未満の可能性が…どういうこと?
スカイラインNISMOにオクタン価低いガソリンを入れるとどうなるのか?
スカイラインNISMOのエンジンがオクタン価の影響少なかった仮定し、5%のダウンだったとしよう。
するとベースになった405馬力のスカイライン400Rより低い399馬力になる。
5%くらいだと一般道で走って違いが分かる人はほとんどいない。
10%くらい違えばやっと「少し違うか?」と解る人が出てくる程度。だから「どうでもいい」といえばどうでもいいかもしれません。
前出NISMOの人も「サーキットなどに行けば良質のハイオクを販売しています。サーキット走行などの時に入れて楽しめばいいと思います」と話す。

レース用に使うエンジンはオクタン価低いと壊れてしまう。
そんなことから、富士スピードウェイなどのスタンドで販売されているハイオクは98オクタン以上あると私も考えている。
スカイラインNISMOを買ったらぜひ試して見て欲しい。
※ ※ ※
と、ここまではやさしい評価です。
個人的に1番問題だと思うのはスタンドで販売しているハイオクのオクタン価が全く解らないことです。
複数の自動車メーカーのエンジン開発担当に聞くと「96オクタンぎりぎりのハイオクってけっこう多いです」と言う。
しかもユーザーが気軽にオクタン価を調べる方法無し。
せっかくスカイラインNISMOを買っても残念ながらフルパワーは出せない可能性が高いと思います。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。











































