日産新型「スカイラインNISMO」9月発売へ! 「NISMO専用インテリア」を採用! 「集大成モデル」内装の特徴は

日産が発表した新型「スカイラインNISMO」の内装はどのようなものとなっているのでしょうか。

「GTカー」の資質を追求したインテリアを採用

 日産は2023年8月8日、新型「スカイラインNISMO」を発表しました。
 
「スカイラインGT」の集大成として、高められた走行性能や歴代モデルをオマージュしたエクステリアが特徴ですが、インテリアはどのような点が特別なのでしょうか。

「NISMO」の赤アクセントを随所に採用
「NISMO」の赤アクセントを随所に採用

 スカイラインは1957年に登場した4ドアセダン・クーペで、スポーティなエンジンやハンドリングの高さを特徴としています。

 現行型は2013年11月に発表された13代目で、日産が国内販売しているセダンとしては唯一のモデルとなっています。

 今回発表された「スカイラインNISMO」は、複数の改良を経た現行モデルのうち、ハイパフォーマンスグレードの400Rをベースとし、2代目「スカイライン GT」など歴代モデルをオマージュ。

 より速く、気持ちよく、安心して走れる究極のGT(グランドツーリング)カーを目指して開発したといい、日産モータスポーツ&カスタマイズ(NMC)の「NISMO」ブランドが仕上げたモデルです。

 パワートレインは400Rを同一であるものの、出力を向上させて最大出力420馬力・最大トルク550Nmを誇る、3リッターV型6気筒ツインターボエンジンと7速ATを組み合わせ、駆動方式はFR(後輪駆動)を採用しています。

 そのほかにも、「GT-R NISMO」と同様のフロントウインドウ接着剤の使用による剛性向上や、専用チューニングのサスペンション・スタビライザー・電子制御、専用開発のタイヤ・ホイール・エアロパーツなどを特別装備しています。

 一方で、内装についても専用に仕立てられ、スポーティさを高めながらも長距離を快適に移動できるというGTカーとしての側面を意識した特別装備が採用されています。

 インテリアは400Rをベースに黒基調で統一することで、上質で落ち着いたドライビング空間を演出。

 ドライバーシート周辺では、各部にNISMOのイメージを高めるレッドのアクセントを随所に施しています。

 専用ステアリングにはセンター位置を示すレッドのマーキングやレッドのステッチをあしらい、タコメーターもレッドリングの加飾付きを採用。スピードメーターは280km/h表示のフルスケールのものを装備します。

 センターコンソールも同様に赤いステッチが施されるほか、ドアトリムやセンターコンソールなどにカーボン製加飾パネルをオプションで設定し、スポーティなイメージと軽量化を図っています。

 また、カーボン製パネルとセットとなるレカロ製スポーツシートは、セミバケットシートとなっており、背面・ヘッドレスト部の赤い表皮やステッチ、パーフォレーションとブラックというコーディネートとし、特別感を演出しました。

 同時に、機能性も高め急旋回時において安定した操作ができるようスウェード表皮の貼付位置にこだわり、高いホールド性を追求。その一方で、長時間を快適にドライブできるよう、体圧分散を最適化した座面構造を採用しています。

 さらに、カーボン製パネルやリアシートのトランクスルー非採用などにより、約20kgの軽量化を実現しました。

 実際に運転してみると、バケットシートの硬いイメージとは違い、程よい硬さのクッションで違和感のないものとなっており、サイトサポート・座面部もしっかりしており、コーナーでズレることもなく、高いホールド性を持っていることがわかります。

 NMC車両評価責任者である神山 幸雄氏によると、徹底した走り込みによってもっとも適したシートを採用したといいます。

「座面の角度を一番よいと検証したものを採用しています。ハイト(高さ調整)はないですが、ベストポジションに合うように総合的に評価しました。

 なお、座面設計はGT-R NISMOのものを、シートバックは『ノート オーラ NISMO』のものをそれぞれ合わせたもの(と共通するもの)になっています。

 手動調整としたのは、電動にすると重くなってしまうので、今回は採用を見送りました」(神山氏)

※ ※ ※

 新型スカイラインNISMOは2023年9月上旬に1000台の限定販売となり、価格は788万400円(消費税込み、以下同)。

 なお、スカイラインNISMOをさらに特別に仕立てた「LIMITED」を2024年夏に100台限定で用意する予定で、匠による手組みの高精度エンジンや職人が手作業で貼付したデカールなどがあしらわれ、947万9800円です。

日産・スカイライン のカタログ情報を見る

【画像】ナニが違う? 初公開された新型「スカイラインNISMO」を画像で見る(37枚)

トヨタが提案する救急車発見技術がスゴすぎる!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. 1980年頃スカイラインの限定車、スカイロード(サンルーフ付き)に乗っていました。現在は3代続けてスカイラインに乗っています(世田谷311み812)11月に車検が切れます。スカイラインNISMOについて1000台限定と発表がありました。売れ行きは如何でしょうか?私の懇意にしているお店は日産駒沢店、担当は壬生氏。曰く『カタログはありません』とのことでした。可能でしたらカタログ送ってください。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー