クルマの運転席付近にある「謎のラベル」なんのため? 空気圧は高/低どちらが正解? 注意点とは
クルマにとって重要な「タイヤの空気圧」ですが、どのくらいを保てば良いのでしょうか。その答えは運転席付近のラベルにありました。
空気圧・・・放っておくと勝手に低下するってホント?
ガソリンスタンドで給油をする際、スタッフから「タイヤの空気圧を高めにしますか?」と声をかけられるケースがあります。
タイヤの空気圧はクルマの燃費や乗り心地に影響しますが、どれくらいに設定するのがベストなのでしょうか。
クルマの空気圧は定期的な点検が推奨されていますが、意外と忘れがちな項目でもあります。
タイヤの空気圧は、不足していると燃費が悪くなる、安定した走りがしにくくなるなどの悪影響が、一方空気圧が過多になるとタイヤの一部が異常にすり減り、乗り心地が悪くなるといった弊害が出てきます。
そのような事情もあり、ガソリンスタンドでは給油の際にスタッフがタイヤの空気圧について声をかけてくる場合があります。
中には「空気圧を高めに設定しておきましょうか?」と勧められることもありますが、クルマの空気圧はどれくらいに設定しておくのが良いのでしょうか。
タイヤの空気圧に関してブリヂストンの広報担当者は次のように話しています。
「タイヤは、適正な空気圧が充てんされてはじめて十分な性能を発揮します。
過不足があるとクルマとタイヤの性能を発揮できないばかりか、タイヤが損傷したり、事故につながる恐れがあります」
つまり、タイヤの空気圧は高すぎても低すぎてもダメということです。
適正な空気圧とその確認方法について担当者は以下のように話しています。
「タイヤの適正な空気圧とは、車種ごとにカーメーカーが設定している車両指定空気圧のことを指します。
そのため、タイヤサイズが同じでも装着される車種によって車両指定空気圧は異なる場合があります。
車両指定空気圧はクルマの運転席側のドア付近あるいは給油口などに貼付された空気圧表示シールに記載されています」
この車両指定空気圧はクルマの内部だけでなく取扱説明書にも記載されています。
たとえばトヨタ「プリウス」の標準タイヤの場合、タイヤが冷えた状態で前輪が250kPa(キロパスカル)、後輪が240kPaなどと指定されています。
「タイヤ空気圧」って記述あるのに「謎ラベル」と言い切る謎記事。