スズキ「“4WD”スーパーカー」がスゴイ! “586馬力”の超高回転「V8ツインターボエンジン」仕様もアリ!? “ハヤブサ”宿る超軽量モデル「スズキ ビジョン グランツーリスモ」に注目!
レースゲーム「グランツーリスモ」に登場する架空のレーシングカーシリーズ、「ビジョン グランツーリスモ」。今回は、スズキが手掛けた「スズキ ビジョン グランツーリスモ」に注目します。
4輪と2輪のスポーツマインドを表現したスズキのレーシングカー!
ソニーから発売されているレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。本ゲームには、世界各国の自動車メーカーと協力して作成されたレーシングカーシリーズ「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。
今回紹介するレーシングカーは、「スズキ ビジョン グランツーリスモ」です。スズキのスポーツマインドを表現したという同車は、どのようなクルマなのでしょうか。

グランツーリスモは、1997年に発売されたレーシングシミュレーションゲームです。精巧な車両グラフィックや、細部まで再現されたコース、リアルな物理エンジンなどから人気を集め、現在までシリーズが続いています。2023年には、実写映画が公開されました。
今回紹介するのは、スズキ ビジョン グランツーリスモです。名前からもわかるように、スズキが開発に協力しています。
このモデルは、2022年5月26日にプレイステーションのレースゲーム「グランツーリスモ7」の1.15アップデートで初登場しました。スズキは、2001年にスーパースポーツバイク「GSX-R」からインスピレーションを得たコンセプトカー「GSX-R/4」を発表しており、スズキ ビジョン グランツーリスモはその精神を受け継いでいます。
スズキの軽量化技術を用いて開発され、車体重量は970kgにとどめられています。スズキのスポーツモデルである「スイフトスポーツ」や「カプチーノ」のDNAを受け継ぎ、フロントノーズを長めにしたことで、1950年代のスポーツカーのようなスタイルになっています。
エクステリアでは、大きめのフロントグリルと、オーバーフェンダーに沿うような形状のヘッドライトが印象に残ります。
インテリアは、モーターサイクルのフレームを彷彿とさせるコクピットデザインを採用。レーシングステアリングの横にはデジタルサイドミラーモニターを備え、走りに集中できるピュアスポーツを追求しています。
もっとも特徴的なのは、パワートレインです。フロントミッドに、スズキのフラッグシップバイク「ハヤブサ」の1340cc直列4気筒エンジンを搭載し、さらに前輪駆動用に2つ、後輪駆動用に1つの電動モーターを組み合わせたAWDシステムを採用。この組み合わせにより、最高出力318kW(432PS)/9000rpm、最大トルク610Nm(62kgfm)を発揮します。
さらに、レギュレーションが異なるGr.3仕様のバージョンも存在します。Gr.3バージョンでは、ハヤブサのエンジンブロックを2基用いた2680ccのV8ツインターボエンジンを搭載し、最大出力586PSを10000rpmで発揮するモンスターエンジンへと進化しています。
また、空力性能を高めるためのデザイン変更や、各部のカーボン化による軽量化が行われています。ボディカラーはスズキのレースチームカラー「トリトンブルーメタリック」と「ミスティックシルバーメタリック」を基調としたグラフィックで、モータースポーツへの情熱を表現しています。
これらのモデルはゲーム内の車両となり、実車化はされていませんが、スズキ ビジョン グランツーリスモはスズキの二輪と四輪の技術を融合させた、未来のスーパースポーツカーとして現在でも注目されています。
グランツーリスモは 妄想の塊だから コンセプトカーでも走れるw