11年の歴史に幕!? トヨタ「斬新顔コンパクトセダン」“終わる”! MTもあった「エティオス」伯での生産を終了
2023年8月3日、トヨタのブラジル法人は、同地域で生産していた「エティオス」の生産を8月31日に終了すると発表しました。11年の歴史に幕を下ろすことになるエティオスは、どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタの「コンパクトセダン」11年の歴史に幕
2023年8月3日、トヨタのブラジル法人は、同地域で生産していた「エティオス」の生産を終了し、11年の歴史に幕を下ろすと発表しました。
エティオスは、2011年に登場した新興国向けのコンパクトハッチバック/セダンです。ボディサイズは、ハッチバックが全長3777mm×全幅1695mm×全高1510mm、セダンが全長4266mm×全幅1695mm×全高1510mmで、ハッチバックは「ヤリス」よりも小さく、セダンは「カローラ」よりも小さいサイズです。
エクステリアは、まるでフランス車のような斬新なフロントフェイスを備えたトヨタ車らしからぬデザイン。
インテリアは、中央に縦2連で配置された珍しいエアコン吹き出し口が新鮮。今では珍しくなったセンターメーターが備わります。
パワートレインには、最高出力103馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒エンジン(2NR-FE)を搭載し、これに組み合わせるトランスミッションは、6速MTもしくは4速ATから選択可能です。
今回、そんなエティオスのブラジル生産を8月31日に終了すると発表がありました。
これは、エティオスが生産されるブラジル・ソロカバ工場で、フレックス燃料ハイブリッド車の新型コンパクトモデル導入準備に伴い生産ラインを調整するためとトヨタは説明しています。
そのため、エティオスの生産停止は雇用や市内のトヨタ部門の運営に影響を与えることはないといいます。
今回のエティオス生産終了について、トヨタのブラジル法人は以下のように記載しています。
「エティオスの生産終了は、トヨタがブラジルに提供する製品の地域戦略の強化と成長に対応するものです。
エティオスは、トヨタのポートフォリオにおいて重要な役割を果たし、ブラジルで生産される自動車の品質、耐久性、信頼性の特性を促進し、11年間で68万台以上が生産されました。
このモデルは、トヨタのブラジル法人を国内最大の輸出業者の一つとして強固にするためのトヨタの地域拡大戦略における根本的なマイルストーンでもありました。2013年以来、24万台以上の車両が近隣諸国に輸出されました」
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