夏の暑い車内、「サングラス」を置いていても大丈夫? 熱や日差しが与える影響とは! サングラスが無い場面での「眩しさ」対策も紹介
夏の強い日差しの眩しさに備えるため、クルマにサングラスを常備している人もいるでしょうが、車内温度が極めて高くなるこの時期にサングラスを置いておくことに問題はないのでしょうか。
暑い車内で「サングラス」が破損する可能性は?
2023年の夏は、災害級といえるほど高い気温とともに強い日差しの照りつける日が続いています。
運転時のまぶしさに備えるため、クルマにサングラスを常備している人もいるとは思いますが、車内温度が極めて高くなるこの時期に、サングラスをクルマに置きっぱなしにすることに問題はないのでしょうか。
暑い車内にサングラスを放置することで引き起こされる影響について、新宿に店舗を構えるサングラス専門店の担当者に話を聞きました。
「端的に言って、サングラスを車内に放置することは避けた方が良いでしょう。その理由は、やはり温度にあります。
夏場の車内の温度は50度を超えることも珍しくなく、気温が高い日であれば70度以上に到達することも考えられます。
そんな状況では、サングラスのフレームがプラスチック製の場合は変形してしまう可能性があるのです。
また、サングラスによってはプラスチック製のレンズを使っているものもあるため、フレーム同様に高温にさらされてレンズが変形したりヒビが入ったりすることがあります。
お気に入りのサングラスが変形してしまえば悲しいですし、変形してしまったサングラスを車内に置いていても、いざ日差しが強い場面に遭遇した際には使えず困ってしまうでしょう」(サングラス専門店の担当者)
このように、夏場はもちろんのこと、最近では春季や秋季でも気温が高くなる日がありますので、車内にサングラスを常備することには注意が必要です。
ちなみに、サングラスがガラスレンズやメタルフレームで構成されている場合は、高温の車内でも耐えることができるといいます。
しかし、どこかにプラスチック製の部分があればそこが劣化してしまいますし、高温になったサングラスをかけようとして火傷してしまう可能性もあります。
このようなトラブルを避けるためにも、車内が暑くなる環境に長時間駐車するのであれば、素材に関わらずサングラスは持って降りるようにしてください。
また、もしもサングラスが変形して使えなくなってしまったり、持ってくるのを忘れた場合などは、状況に応じてサンバイザーを活用しましょう。
サンバイザーは運転席や助手席の天井に装備されているもので、太陽の光を遮るようにサンバイザーを手前に倒すことで、まぶしさを軽減することが可能です。
ただし、サンバイザーはまぶしさを抑える代わりに視界の上部がサンバイザー自体で隠れて視界が狭まり、走行時は信号が見えにくくなるため、運転時には注意が必要です。
また、まぶしさが無くなりサンバイザーを使用する必要が無くなった際には、必ずサンバイザーを元に戻すのも忘れないようにしましょう。
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サングラスは日差しが強い日の運転をサポートする大切なアイテムです。
しかし、いざ使おうとしたときに変形していては元も子もありません。
トラブルを避けるために、多少面倒だとしても車内に置きっぱなしにするのはやめて、安全に運転できる環境を整備していきましょう。
サングラスはプラスチック製が多く紫外線劣化しますよ。暑さには関係ありません。それよりメガネの枠というか熱で柔らかくなりレンズが外れやすくなります。