中部横断道“断絶区間”どうなる? 「長坂~八千穂」40kmにICは5か所 進展する“中央~上信越”建設計画への反響は?
未開通として残る中部横断道の「長坂~八千穂」区間が、具体化に向けて進展を見せています。SNSなどではどのような反響があったのでしょうか。
「長坂~八千穂」国が2県にルート提示
事業化していない中部横断道「長坂~八千穂」について国交省は2023年7月19日、山梨・長野の両県に具体的なルートを示しました。中央道と上信越道を南北に連絡するこの未整備区間について、SNSなどではどのような反響があったのでしょうか。
中部横断道は静岡市を起点とし、山梨県甲斐市・北杜市を経由して長野県小諸市に至る高速道路です。
南部の新東名~中央道間は2021年8月までに全線が開通したのに対し、北部の中央道~上信越道間は八千穂高原IC以南の「長坂~八千穂」約40kmが事業化されておらず、開通時期も未定です。
現在公開されている“大まかな計画ルート”は、国道141号(現道)に並走し、途中の山梨県北杜市内2か所と、長野県の小海町、南牧村の海ノ口付近、同村の野辺山付近の計5か所にICの設置が検討されています。
ICの場所は、国道141号に近い箇所や、観光地、医療施設、役場、JA集荷所などへのアクセス性に配慮するといいます。
19日に国が県に提供した具体的なルートは公表されていませんが、今後、両県は示された案をもとに都市計画と環境影響評価の手続きを進めていくことになります。
SNSでは、「まだまだ先は長そう」「また無駄な高速道路建設ですね」といった声の一方で、「早く開通しないかな」「早くつなげてほしい」など、早期整備を望む声も。
また、「野辺山の星空きれいなんだよね」と、野辺山高原に触れる投稿もありました。付近には国立天文台野辺山宇宙観測所なども立地しており、地元からは高速道路による光害などで美しい星空が失われることがないよう配慮を求める意見も出ています。
このほか、「八千穂~長坂が開通したらかなり楽になるな」「これができたら太平洋岸から軽井沢に行くのが早くなる」「開通したらもう一度野辺山や清里に行ってみたい」など、開通を楽しみにする声も多くありました。
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