「夏の暑すぎるクルマ」どうすれば爆速で冷やせる? 道具いらずでガツンと急冷できる“簡単な方法”が判明!
夏は屋外にクルマを長時間駐車していると、車内が高温になります。どうすれば効果的に車内温度を下げることができるのでしょうか。
夏のクルマはアツすぎて危険!
気温が40度近くにまで達する日が続いており、「災害級の暑さ」といわれています。そんな暑さのなかで屋外の駐車場にクルマを停めていると、車内が高温になってしまうものです。
以前JAFがおこなった実験によると、8月に外気温が35度という条件下で、日中の昼12時から16時までの4時間の車内温度の変化を測定した結果、エンジン停止後わずか30分で車内温度は45度を記録。その後も上昇を続け、3時間後には55度に達したといいます。
さらにこの実験では、直射日光が当たるダッシュボードにスマートフォンや100円ライターなどを置いて状態の変化を検証。
熱くなったスマホは「高温注意」の警告が表示され、一部の機能を除き使用不能になったほか、100円ライターはケースに亀裂が生じ、ガスがすべて抜けるという事態となっています。
暑くなった車内は非常に危険な状態だといえますが、車内温度の上昇を抑制する方法はあるのでしょうか。
都内の中古車販売店に勤務するK店長は、展示車両はどうしても屋外駐車になるため、この車内温度問題には常に頭を悩ませているそうです。
「夏はやはり強い日差しが問題です。なかでも直射日光に含まれる紫外線は塗装面や樹脂パーツの劣化を進めてしまいますし、熱も劣化を促進させます。
できる限りこまめに洗車したりコーティング処理などをおこない、クルマを傷めないように努力しています」
洗車は、水でボディ表面の温度を下げる効果と、熱くなった路面へ水を撒くことで、帰化熱を活用して地面の温度を下げる効果を狙っているといいます。
「ただし外出先では水を確保するのが難しく、バケツ程度の水では温度を下げるのは難しいでしょう。
大量の水が使える状況では、それなりの効果があるという限定的な対処法になります」(中古車店 K店長)
K店長いわく、駐車場内の位置も車内の気温上昇に大きく影響する要因となり、当然ではありますが、直射日光をできるだけ避けた日陰などに駐車するのが望ましいといいます。
また窓を覆うように設置する「サンシェード」は、車内温度上昇を完全に抑えられるわけではないものの、ハンドルやシフトノブなどを直接触れるものの温度上昇を抑えることができるため、なるべく活用したほうが良いといいます。
>ドアを数回パタパタと開閉を繰り返すと、溜まった熱い空気が窓から出ていくとされています」
> こちらもJAFで検証がおこなわれており、「助手席側の窓全開+運転席側のドアを5回開閉」(約30秒間)
5回開閉に約30秒かけるといっているようにJAFのやりかたは、ゆっくりと開け閉めですけどね。パタパタと急いでやるわけではないです。
そして、車内が暑いってことは、車外も暑い。そんなところ(多分太陽の照っている屋外…)で30秒もかけてやっているより窓全開にして発進したほうがはやくない?