日産「サクラ」が受注5万台を突破! 同時にEV販売累計100万台突破も明らかに EVラインナップさらに拡充へ
日産は2023年7月25日、EVの累計販売台数が100万台を突破したとともに、軽EV「サクラ」の受注が5万台を突破したと発表しました。
「サクラ」がEVシェア拡大に大貢献
日産はEVの累計販売台数が100万台を突破したことを2023年7月25日に発表しました。
同日には、軽自動車タイプのEV「サクラ」の累計受注が5万台を突破したことも明らかにしています。
日産のEVモデルは、2010年12月に発売した「リーフ」を皮切りに、2022年1月には「アリア」を、同年6月にはサクラを発売し、ラインナップの拡充を図っています。
このうち軽EVのサクラはアリアに続く、日産EV第3弾のモデルです。
高い小回り性能や広い室内空間、EVならではの静粛性やなめらかな加速、運転支援システム「プロパイロット」には新たに駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキなどを自動制御する「プロパイロット パーキング」を軽自動車として初採用するなど、先進機能も高めました。
日本でのバッテリーEV普及の可能性を高めたことなどが評価され、軽自動車として初めて「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」の本賞を受賞。さらに「2023年次RJCカーオブザイヤー」「2022-2023日本自動車殿堂カーオブザイヤー」も含め三冠を受賞しています。
日産によると、日本国内のEV販売台数が2021年度(2.5万台)から2022年度(7.9万台)にかけて3倍以上に増えたなかで、日産のEVシェアは2021年度の約50%から翌年度は約64%に拡大しています。これは、約64%のうちサクラが約42%を占めていることも、サクラ投入が貢献していると強調しています。
シェア拡大の理由として、日産はユーザーが購入時に気に入った点を紹介しており、補助金や自宅充電か可能な点、燃料費が安く済むといったことを挙げています。
実際にサクラ購入者の声についても触れ、軽自動車からの乗り換えが多くあり、軽自動車ならではの使いやすさや手軽さが好評だといいます。
特に、ユーザーからは坂道でも実感できる力強い加速や、車内で会話も弾む静粛性能、軽自動車サイズである点や自宅でも充電できる手軽さが支持されているほか、法人導入事例を挙げ、環境負荷の低減などを目的とする自治体や法人へのニーズも広がっていると明らかにしました。
なお今後について日産は、2021年11月に発表した長期ビジョン「Nissan Ambition2030」において、2030年度までに19車種のEV投入を、2028年度までには自社開発の全固体電池を搭載したEVの市場投入を目指すことを踏まえ、「世界中のお客さまの幅広いニーズにお応えできるようにEVのラインアップを拡充して参ります」としています。
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