転生したら「クッション」になった件 トヨタ「センチュリー」のシート表皮が「便利グッズ」に変身! トヨタ紡織とのコラボ商品が登場

コトブキ工芸とトヨタ紡織は、自動車シートをアップサイクルしたクッションの先行販売を、クラウドファンディングサイト「Makuake」で開始しました。どのような商品なのでしょうか。

「センチュリー」などのシート表皮を利用することでSDGsに貢献

 家具などを手掛けるコトブキ工芸(愛知県岡崎市)とトヨタ紡織は2023年7月14日から、新商品「遊べるクッション」シリーズの先行販売を開始しました。
 
 この遊べるクッションは、未使用の自動車シート素材をアップサイクルした商品だといいます。

まさかの「シート素材」がクッションに変身
まさかの「シート素材」がクッションに変身

 コトブキ工芸は、オリジナルインテリアブランド「iebito(イエビト)」より「PLAYクッション」や「PLAYマット」をはじめとするさまざまな商品を展開してきました。

 今回は、クルマ用シートや内装トリムなどを手掛けるトヨタ紡織からシート表皮材の再活用について相談を受け、プロジェクトがスタート。

「サーキュラーエコノミー」の概念を採用し、クルマの補修用パーツとして保管していた表皮材を利用した商品を販売することで、カーボンニュートラルに貢献すると説明します。

 サーキュラーエコノミーとは、新たな資源を使うことなく、未使用で残っていた製品や原材料などを用いて新たな製品を作り出す概念です。

 実際に、遊べるクッションシリーズではさまざまなトヨタ車の生地を用いた「PLAYクッションKURUMA」やトヨタの最高級セダン「センチュリー」の生地を使用した消波ブロック形状のスツール「TETRAスツール」を製作。

 さらに、組み立てたり分割することも可能な「PLAYクッション」では「ハリアーG‘s」のPVC合皮・「クラウンロング(原文ママ)」のPU合皮素材を使用したクッションと専用ケース付きの限定商品を用意しています。

 このうち、PLAYクッションKURUMAはトヨタ車シートのなかでも生地および柄がランダムで選ばれることで、ユーザーの手元に到着するまで中身が不明な「ガチャ」要素も取り入れ、期待感を高めるイベントも盛り込みました。

 なお、ほかにもさまざまな工場で眠っていたとする海外製高級張地を利用したiebitoモデルもラインナップしており、多彩な素材を用いたクッションを多数用意しています。

 価格(消費税込)は5929円から8万8000円となっており、9月1日までの期間中、クラウドファンディングサイトMakuakeから購入申込が可能です。

【画像】「えっ…」 これが「元・トヨタ車シート」のクッションです 画像で見る(14枚)

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