えっ…? 道路にある「謎のひし形」6割が意味知らない? 覚えて無い人は「ハンドル握る資格ナシ?」 ハンドル握る人が知るべきルールとは
道路に「ひし形」のマークが描かれていることがあります。これはどのような意味なのでしょうか。運転免許を持っている人は覚えていないとマズイ標示でした。
道路にひし形マークを見つけたら…速度を落とすべき!
交通事故において、歩行者の被害は多くを占めています。交差点や横断歩道付近での事故が多いといいます。
そのような事故を減らすモノとして路面に書かれた「ひし形」のマークが存在しますが、具体的にはどのような意味を持っているのでしょうか。
一般財団法人 東京都交通安全協会によれば2022年中の都内における交通事故死者数132人のうち歩行者は50人でとなり、さらに横断歩道を横断中に無くなったのは18人だったと言います。
横断歩道では、基本的に歩行者がいないことが明らかでない場合には直前で停止出来る速度で進まなければなりません。
また横断しようとする歩行者がいれば一時停止をして歩行者を優先しなければいけないと道路交通法第38条「横断歩道等における歩行者等の優先」に記載されています。
そのため運転手は、横断歩道を意識しておく必要があり、そうした補助的な役割として道路脇にある三角形の「横断歩道標識」や路面にひし形で描かれた「横断歩道または自転車横断帯あり標示(ダイヤマーク)」が存在します。
また運転免許更新時の講習で担当者は「ダイヤマークから横断歩道までの間に人がいる場合は徐行をしてください」と説明しています。
しかしこの標示は、すべての横断歩道等の手前に書かれているわけではありません。
対象となるのは、基本的に「横断歩道等の設置場所に信号機が設置されていない道路」、「道路または交通の状況により、横断歩道等の存在がその手前から十分に認識できない道路」といった、前方に横断歩道等があることをあらかじめ示す必要がある地点に設置されます。
そして標示の様式は次のように定められています。
「原則として横断歩道等から約30m手前の地点に1個、さらに10m-20mの間隔をおいて1個ないし2個を設置する。
なお、片側2車線以上の道路において設置する場合は、原則として各車線ごとに設置するものとする」
このような形で設置されているひし形マークですが、2020年に山梨県警が免許更新などで県内の警察署を訪れた男女約2600人にアンケートを実施したところ、道路のひし形の意味を「知らない」と回答した人や、間違った回答をした人の割合が6割超に上ったという結果が出ていました。
一方で、近年は「信号機のない横断歩道」における歩行者優先が度々メディアなどで取り上げられています。
そうしたこともあり、JAFが毎年行うアンケートでは、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしていたときに一時停止したクルマは増加傾向にあり、2022年の調査では39.8%で過去最高だったといいます。
しかしこれは未だに6割近くのクルマがそのまま通過していたということにもなります。
そうした中で警察庁は取り締まりを強化しており、2021年の「横断歩行者等妨害等違反」の取り締まり件数は2017年の約2.2倍となる32万5796件に上ります。
また、ポスターやチラシなど配布したり、一部ではひし形とは別に横断歩道を予告する道路標識の設置を進めたりと取り組みを進めている地域もあります。
このように交通社会全体で歩行者ならび横断歩道付近での事故を減らす動きが見られており、ハンドルを握る運転手への認知拡大が望まれます。
菱形よりも、その先にある「縞々」がなにかを知らない人たちがどれくらいいるのか調査はしないのかな。
交差点にある「縞々」は「目立つ停止線」であり「縞々の上にとまればいい!」と思っている感じのドライバーが結構いるようだけど。
とくに、交差点でないところの「縞々」を何と思っているかを調べてほしい。渋滞時などをみていると「全く見えていない」ように思えるドライバーだらけなんだが。
それか「縞々」は「手前で停車禁止」のマークという認識で、停まるときはその上にとまらないといけないと思っているとか?(だから手前でとまるとクランクションを鳴らして注意してくれる人がいる?)
交差点に、黄色とか赤とか青とかの丸い色のものが点灯していることがあるが、あれの意味って「黄色が加速しろ!」「赤が注意して進め!」「青はまわりをみるな!」だっけ?
作りっぱなしでメンテナンスもそこそこに掠れ果てた道路標示をなんとかしてくれ