えっ…トヨタに「カローラミニバン」あった! 全長4m強のコンパクト仕様でもリアシートは自在に変形!? 簡易テーブルも出てくる「スパシオ」とは
トヨタにはコンパクトミニバンとして「シエンタ」がラインナップされていますが、実はカローラシリーズにもミニバンが存在しました。「カローラスパシオ」とはどのようなモデルだったのでしょうか。
実はカローラミニバンがあった! シートアレンジが多彩過ぎる「スパシオ」とは
トヨタのカローラと言えば、多彩なボディタイプを展開するモデルですが、実はミニバンも存在しました。
カローラミニバンとも言える「カローラスパシオ」とはどのようなモデルなのでしょうか。
1966年11月に発売された初代モデル。その後、2018年に現行となる12代目モデルが登場しました。
この歴史の中でカローラシリーズには様々なボディタイプが存在しています。
カローラはセダンを基本に、クーペ、ハッチバック、リフトバック、バン、ステーションワゴン、ミニバン、SUVなど多様なボディタイプを時代に合わせて展開してきました。
最近では、2020年にタイで発表されたカローラシリーズ初のSUVとして「カローラクロス」(日本では2021年発売)がグローバルで人気ですが、かつてカローラシリーズには3列シートを備えたミニバンとなる「カローラスパシオ」というモデルが存在しています。
カローラスパシオは1997年1月に発売された8代目カローラベースのミニバンとなり、多機能で楽しさあふれる「私の部屋」をテーマに開発されました。
車名の「カローラ」は英語で「花の冠(花の中のもっとも美しい部分、花びらの集合体)」という意味となり、「スパシオ」はイタリア語で「空間」という意味の「SPAZIO」をもとに作った言葉です。
そんなカローラスパシオのボディサイズは全長4135mm×全幅1690mm×全高1620mm、ホイールベース2465mmとなり、最小回転半径4.8mの取り廻し性に優れたコンパクトなサイズとなります。
シートレイアウトは、当初2列シート4人乗り/3列シート6人乗りの2タイプを用意。発売から半年後には2列シート5人乗りをラインナップに追加。
フロントシートには、助手席に回転対座機構を設定する他、セカンドシートにはシートクッションが左右独立に約100mmリフトアップ出来る「ジュニアシート」に切替え可能で、さらにはシートバックを倒すことでテーブルとしても使用可能です。
さらにはセカンドシートをたたみ込むもしくは取り外すことでリアユーザーに余裕のある空間を提供するといったギミックもありました。
このようにカローラスパシオは、デイリーユースからレジャーユースまで多様なライフスタイルに合わせたモデルです。
パワートレインは、1.6リッターエンジンに4速ATを組み合わせています。
サスペンションはフロント/リヤともカローラ系に採用された4輪独立懸架のマクファーソンストラット式をファインチューニング。ブレーキにはフロントに大容量ベンチレーテッドディスクを採用することで快適な乗り心地と優れた操縦性・走行安定性を確保するなど、細かく仕立てられてました。
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