全長3.4m! まさかの“軽サイズ”の極小レクサス車があった!? 4人乗りが斬新な「LF-SA」がスゴい!
高級車を数多くラインナップするレクサスが、超小型車のコンセプトカーを公開したことがあります。「LF-SA」というコンセプトカーですが、どのような特徴があるのでしょうか。
こりゃスゴい! 小さすぎるレクサス車とは?
トヨタの高級ブランドとして知られている「レクサス」は、数々の高級モデルをラインナップしています。
そんなレクサスですが、2023年秋には新型コンパクトSUVの「LBX」を発売する予定となっており、「高級コンパクトカー」のジャンルにも乗り出しています。
レクサスの市販車では、全長4190mm×全幅1825mm×全高1560mmというボディサイズの新型LBXが最小となるのですが、新型LBXよりもさらに小さい“極小レクサス車”が存在していました。
それは、ジュネーブモーターショー2015で世界初公開された、コンセプトカーの「LF-SA」です。
LF-SAとは「Lexus Future Small Adventurer(未来の小さな冒険者)」を意味しており、未来の生活スタイルにおいても運転の歓びを追求する精神をその名に込めたといいます。
ボディサイズは全長3450mm×全幅1700mm×全高1430mm。全長が3400mmに規定される軽自動車とさほど変わらない短い全長に4席を詰め込み、究極のラグジュアリーを実現しました。
トヨタはかつて「iQ」という超小型車を販売していました。このiQのボディサイズは全長2985mm×全幅1680mm×全高1500mmとなっており、LF-SAのほうがひと回り大きいボディを持ちます。
LF-SAの外観は、見る角度によって表情が変化して見えるデザインを採用。彫りの深いボディ造形としつつ、フロントのレクサスエンブレムを中心とした放射パターンのスピンドルグリルを装着しています。
また、リヤは、ホイールアーチ上の大胆な削り出しが力強さを表現。横に張り出したL字のリヤコンビネーションランプや、二段に重ねたスピンドル形状のリヤデザイン、さまざまなところに採用したアローヘッド形状などにより、レクサスらしさが感じられます。
内装は、大きく弧を描いたダッシュボードを採用することにより、室内を広く見せる工夫を施しました。
また、運転席を固定してステアリングやペダルの位置を調整できるようにすることで、快適で広々とした運転空間を実現。助手席はスライド可動式とし、後席への乗降性も考慮されています。
さらに、インフォテイメントを視野に入れた、ホログラムタイプのデジタル表示とワイドなヘッドアップディスプレイなど、先進装備も採用していました。
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コンセプトカーの登場から8年が経過しましたが、LF-SAに関して、現時点では市販化に向けた動きはなさそうです。
しかし、日産「サクラ」のように300万円を超える軽EVがヒットしていることを考えると、レクサスが手掛ける超小型車としてLF-SAが発売されたら、意外と人気で出る可能性があるかもしれません。
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