クルマの「ウォッシャー液」 違う種類を“混ぜて”使用しても大丈夫? 意外と知らない!?「混合使用」でトラブル発生の可能性も

自分に最適な「ウォッシャー液」を選ぶポイントとは

 ウォッシャー液には様々な種類があるため、混ぜないことが重要であることは分かりました。

 では、その数多くのウォッシャー液の中から自分のクルマに最適なものを探す時は、一体何を目安に選べば良いのでしょうか。前出の整備士に再び聞きました。

ウォッシャー液が切れるとガラスの汚れが落とせなくて危険です
ウォッシャー液が切れるとガラスの汚れが落とせなくて危険です

「これまでクルマを使用して大きなこだわりが無いようであれば、値段も安価な『ノーマルタイプ』が良いでしょう。

 そして夜などに運転していてフロントガラスの油膜が気になる人は『油膜除去タイプ』を。雨の日に水を弾く効果を付与したいのであれば『撥水タイプ』を選ぶというように、クルマの状態や季節などその時々の目的に応じてウォッシャー液を選択してください」(中古車ディーラーの整備士)

 ただし、油膜がひどいクルマに撥水タイプを使用してしまうと、油膜の上にコーティングするかたちで撥水効果をそなえてしまうので、注意が必要とのこと。

 また、コーティングを施してあるクルマに油膜除去タイプを使用すると、ウォッシャー液の相性によってはコーティングの成分が剥がれてしまう可能性もあるようです。

※ ※ ※

 ついつい継ぎ足し補充してしまいがちなウォッシャー液ですが、今後は鉄則として「使い切ってから補充する」「違う効果のタイプを混ぜないようにする」「クルマやガラスの状態に応じたタイプを選ぶ」ことを意識し、快適なカーライフを送っていきましょう。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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