えっ…警察も警告! 夏場に道路で寝る「謎の人」多発、なぜ? 夜間時にクルマが気づかない場合も、増加する理由とは

神奈川県警察本部交通部交通総務課のSNSでは定期的に「お酒に酔って道路で寝る人」に対する注意喚起を行っています。意外な注意喚起にはどのような背景があるのでしょうか。

「そんな人いるの…?」 神奈川県警が意外な「注意喚起」を呼びかけている

 夏シーズンは、海水浴やビアガーデンなどでお酒を飲む機会が増えると同時に様々な事故やトラブルが増えます。
 
 そうした中で一見「あり得ない」ような事故が発生しているようです。

酩酊した結果、道路上で寝てしまう人もいるらしい(画像はイメージ/Photo AC)
酩酊した結果、道路上で寝てしまう人もいるらしい(画像はイメージ/Photo AC)

 夏シーズンは気温も上がり、冷たい飲み物が美味しい時期となってきました。

 自宅で冷えたビールを飲んだり、ビアガーデンで友人や同僚とお酒を楽しんだりする人もいるでしょう。

 総務省統計局の資料によると、ビールの1世帯当たり月別購入数量(2017年から2019年平均)は12月の2.40リットルに次いで8月と7月が多く、それぞれ2.34リットル、2.28リットルという結果でした。

 このように、夏にはお酒を買う人が増加する様子がうかがえます。

 お酒は適量であればストレスの緩和や人とのコミュニケーションを円滑にするなどメリットもありますが、飲み過ぎると様々なトラブルや事故に巻き込まれる可能性があります。

 そうした中で2023年6月22日に神奈川県警察本部交通部交通総務課のSNSでは、以下のような内容をツイートし、注意喚起を呼びかけています。

「酒に酔って道路で寝ている人に衝突する事故が毎年発生しています。

 運転手のみなさん ハイビーム・ロービームの活用 速度を出しすぎないことなど早めの発見に努めましょう。

 歩行者のみなさん 飲みすぎて道路に寝ることなく無事に帰ることを心がけてください」

 この投稿では「道路に横たわっていた方の交通事故死者数と飲酒状況割合」と題したグラフ(平成30年から令和4年までの交通死亡事故を基に算出)も添付。

 これにより、道路上に横たわっていて事故に遭い亡くなった人のうち約70%が飲酒していたと明らかになっています。

 お酒を飲み過ぎて前後不覚になり、そのまま道路で寝てしまう人が多いといえるでしょう。

 特に夜間はクルマのドライバーが寝ている人に気づかない、または発見が遅れる可能性が高くなります。
 ロービームが約40m先までを照らすのに対し、ハイビームでは約100m先まで照射できるため、対向車がいない場合にはハイビームを活用して道路の状況をよく確認することが大切です。

 さらに、道路上に人が横たわっていることに気づいてブレーキをかけた場合、出していたスピードが大きければ大きいほど制動距離が伸びてしまいます。

 夜間でクルマが少ないとしてもスピードを出し過ぎないよう注意しましょう。

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2件のコメント

  1. 良いじゃないの。。おりゃ~よっぱらただ~という歌が昔あったよね。天国良くあの歌。
    ドライバ-が可哀そうだからこの際、ごみと同様に扱うべきだね

  2. 夜の中心街で駐車場の出入口スロープに泥酔者。触りたくないので近くの交番に知らせたことはある。転がって車道に出たら轢かれそうなのでね。警察がその後に保護したのかまでは知らないけど。
    基本的に後でトラブルになりたくないので放置ですけど。危機感が無さ過ぎる人はいつか別の事案で命を落とすでしょうし。それが今か後かの違いでしかないでしょう。

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