えっ…警察も警告! 夏場に道路で寝る「謎の人」多発、なぜ? 夜間時にクルマが気づかない場合も、増加する理由とは

道路で寝る行為…歩行者側にも罰則が存在! その内容は?

 また歩行者側も飲酒量には気をつけなければいけません。

 道路交通法第76条第4項では、道路上の禁止行為として下記の内容を規定し、違反した場合に5万円以下の罰金という罰則を設けています。

「道路において、酒に酔って交通の妨害となるような程度にふらつくこと。

 道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しゃがみ、又は立ちどまっていること」

 お酒を飲み過ぎないことが一番ですが、もし泥酔する人がいた場合には家族の迎えやタクシーなどを使って帰宅させること。

 一緒に飲酒していた人が責任をもって送り届けるなどの配慮も必要といえるでしょう。

 そのほか警察庁が過去に公表した統計「原付以上第1当事者の飲酒運転による月別交通事故件数(平成22年から26年の累計)」では飲酒事故件数が12月に最も多くなるっています。

 しかしながら飲酒運転による死亡事故は7月に最も多いという結果が出ており、夏・冬には飲酒運転が増加する可能性があります。

道路で寝る人は意外といる? 神奈川県警が注意喚起! その内容は? 画像:神奈川県警察本部交通部交通総務課(@kpp_koutuu)
道路で寝る人は意外といる? 神奈川県警が注意喚起! その内容は? 画像:神奈川県警察本部交通部交通総務課(@kpp_koutuu)

 また二日酔いの状態も飲酒運転になるため、「寝たから大丈夫」、「飲んでから数時間経ったから運転できる」などと過信せず、状況に応じてクルマやバイクなどの運転を控えることが大切です。

※ ※ ※

 夏にはビアガーデンなど飲酒機会が増えることもあり、歩行者が酔っ払って道路で寝込み、クルマやバイクと衝突する事故がたびたび発生しています。

 また二日酔いによる飲酒運転を起こさないためにも、適切な飲酒量を心がけましょう。

【画像】いや…主張しすぎじゃない? 路面に「あ!」と書かれた謎道路を見る!(15枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー