2023年7月12日、トヨタのフィリピン法人は、新型「ウィゴ」を発表しました。

　ウィゴはインドネシアで生産されるコンパクトハッチバックです。他の地域ではトヨタ「アギア」などとして販売されています。

　その初代モデルは、ダイハツとの協業によりアジア圏の新たな市場を開拓するため2013年に登場。ダイハツからは「アジア」「アイラ」といった各市場ごとに違う名前で販売されています。

　今回登場した新型「ウィゴ」は、フルモデルチェンジを遂げた2代目に当たるモデルです。ベトナムやインドネシアでは、すでに展開が始まっています。

　ボディサイズは、全長3760mm×全幅1665mm×全高1515mmと、フィリピンで販売されるトヨタ車の中で最もコンパクトなサイズです。

　エクステリアは、スポーティで力強いデザインへと進化。シャープなフロントバンパーとLEDヘッドランプ、縦型LEDイルミネーションランプがより一層アグレッシブな印象を高めています。

　インテリアは、インストルメントパネルやドアトリムに立体感のあるデザインを採用し、高級感を演出。小さいボディサイズながら、広々とした室内空間が特徴的です。

　パワートレインには、最高出力67馬力・最大トルク89Nmを発揮する1.0リッター直列3気筒エンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは、CVTもしくは5速MTから選択可能です。

　価格は、CVTモデルが68万4000フィリピン・ペソ（約173万円）から、5速MTモデルが60万9000フィリピン・ペソ（約154万円）です。

　トヨタのフィリピン法人で副社長を務めるダニー・クルーズ氏は、今回の発表について以下のようにコメントしています。

「フィリピンでの発売以来、ウィーゴは多くのフィリピン国民から愛情を受けています。今回、外観を一新し、性能を向上させた新型トヨタ・ウィーゴを発表できることを大変嬉しく思います」