トヨタの小型ハイトワゴン「ルーミー」人気絶大のなか次期型登場のウワサも!? 新型モデルはどうなる?
トヨタのコンパクトワゴン「ルーミー」の販売が好調です。その一方で、新型モデル登場のウワサも聞こえていますが、どのようなモデルになることが予想されるのでしょうか。
軽以上ミニバン以下の「ルーミー」がちょうど良い!
小型/普通車の登録台数ランキングで、長年にわたって上位に入る車種がトヨタ「ルーミー」です。
ルーミーが絶好調に売られている大きな理由は、全長を3700mm(標準ボディ)に抑えた5ナンバー車でありながら、全高は1700mmを上まわり、後席側のドアをスライド式にしたことです。
ボディが短くて最小回転半径も4.6m~4.7mに収まるため、混雑した街中でも運転しやすいことも魅力です。その一方で背の高いボディによって車内が広く、スライドドアも装着するため、子どもを抱えた状態でも乗り降りしやすく、子育て世代のユーザーに最適な機能を備えています。
そして、後席を畳むと自転車なども積める広い荷室になり、「多機能デッキボード」を反転させれば汚れを落としやすい防汚シートが貼られているため、お手入れも簡単。収納設備も豊富で、日常的な使い勝手を徹底的に高めました。
ルーミーは2列シートのコンパクトカーですが、機能は3列のミニバンに近いといえるでしょう。
ルーミーの価格は、実用装備を充実させた売れ筋グレードの「G」が175万3500円。トヨタのミニバン「ノア」は、装備がシンプルな「X・2WD」でも267万円(8人乗り)ですから、ルーミーは約100万円安いです
トヨタの販売店からも「ルーミーはミニバンからの乗り替えが多い」という話が聞かれ、3列シートが必須条件でない場合、ルーミーは合理的かつ経済的な選択でしょう。
ルーミーの開発と生産は、トヨタの完全子会社になるダイハツが受け持っています。ルーミーが発売された2016年時点では、姉妹車のトヨタ「タンク」も用意されていました。
そして、ルーミーはトヨタ店とカローラ店で、タンクはトヨペット店とネッツ店で販売されていたのですが、2020年5月にトヨタは全店舗で全車種を取り扱うように国内販売体制を変更して、姉妹車が不要になりました。
そこで2020年9月のマイナーチェンジで、タンクを廃止してルーミーのみになり、需要が集中して登録台数も増えたという事情があります。
この影響でルーミーは、コロナ禍の真っ最中で他車が苦戦を強いられる中、2021年の1か月平均登録台数は約1万1200台に達しています。
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国内販売1位のホンダ「N-BOX」のほか、ダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」といった軽自動車のスーパーハイトワゴンの人気が高いのですが、これらの軽自動車も全高が1700mmを超えるボディにスライドドアを装着している点はルーミーと同様です。
一方で、ユーザーによっては「スーパーハイトワゴンを買いたいが、軽自動車ではなく、全幅が少し広くてエンジン排気量も大きな小型車が欲しい」というニーズがあります。
つまり人気の高いN-BOXやタントを拡大したモデルとして、ルーミーが購入されている事情もあるのです。
こんな、客をなめた車を平気で売るメーカー、信じられないわ
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