2023年6月26日にアウディジャパンは、フラッグシップセダン「A8」のプラグインハイブリッドモデルとなる「A8 60 TFSI e quattro」と「A8 L 60 TFSI e quattro」を発表しました。

　A8は、1994年のデビュー以来アウディのフラッグシップセダンとしてラインナップしてきました。

　2022年には、3年半ぶりに大幅アップデートされた第4世代のフェイスリフトを実施しています。

　今回発表のA8 60 TFSI e quattroとA8 L 60 TFSI e quattroは、「A3 Sportback e-tron」以来、８年ぶりのプラグインハイブリッドモデル（PHEV）です。

　またアウディで初めてquattro（四輪駆動システム）が搭載されたPHEVモデルとして、ノーマルホイールベースとロングホイールベースの両モデルに設定されます。

　パワートレインは、A8 60 TFSI e quattroに3リッターV型6気筒とモーターを組み合わせ、システム最大出力340kW、最大トルク700Nmを発揮し、0-100km／h加速4.9秒を誇ります。

　PHEVモデルのA8 60 TFSI e quattroには、4つのドライビングモードがあり、EVモード（モーターのみで駆動）、ハイブリッドモード（モーターと内燃エンジンの効率的な組み合わせ）ホールドモード（回生ブレーキで得た電力によりモーターを駆動し充電残量を維持）、チャージモード（積極的にエンジンを作動させ回生により充電残量を増加）を選択することができます。

　総容量17.9kWhのリチウムイオンバッテリーとモーターの最大出力100kW（136ps）を搭載し、EVモードで最大航続距離54km（WLTCモード）のquattro四輪駆動による走行も可能です。

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　それぞれの価格はA8 60 TFSI e quattroが1320万円、A8 L 60 TFSI e quattroは1485万円で、発表同日より発売しています。