トヨタが新しい「C-HR」世界初公開! 斬新デザインは「新旧」どう変わった? 7年ぶり全面刷新で初代の「驚き」超えた? 欧州でお披露目

トヨタの欧州法人は2023年6月26日、2代目の新型「C-HR」を世界初公開しました。新旧モデルを比較します。

個性を重視するコンパクトSUVユーザーのハートをつかんだ「初代C-HR」

 トヨタの欧州法人は2023年6月26日(現地時間)、新型「C-HR」を世界初公開しました。
 
 世界を驚かせた大胆スタイリングのコンパクトSUVはどう進化したのか、主に外観デザインを中心に新旧モデルの違いを紹介します。

スポーツクーペ風のコンパクトなキャビンと、多面体で構成された力強いボディ下部というデザイン構成の基本は、新旧で共通しています[上:新型(2代目)C-HR/下:初代C-HR]
スポーツクーペ風のコンパクトなキャビンと、多面体で構成された力強いボディ下部というデザイン構成の基本は、新旧で共通しています[上:新型(2代目)C-HR/下:初代C-HR]

 初代C-HRは、2016年3月にスイス・ジュネーブ国際モーターショーで世界デビューしました。

 その起源は、約2年前の2014年9月にフランス・パリモーターショーで初公開されたコンセプトモデル「TOYOTA C-HR コンセプト」までさかのぼります。

 ダイヤモンドをモチーフにしたというC-HR コンセプトのスタイリングは、軽快さと力強さを大胆に融合したデザイン。

 コンパクトで軽快なクーペ風のキャビン部と、多面体で掘りの深いボディ下部を組み合わせた個性的な仕上げが特徴です。

 またトヨタのCIマークを中心に左右へ広がるフロントマスク「キーンルック」や、アンダーグリルを強調した「アンダープライオリティ」といった、その後のトヨタ車デザインをリードするスタイリング手法を採用するなど、全体に強いインパクトを与えました。

 そしてさらに凄いのは、こうした個性的なコンセプトカーの姿がほぼそのまま市販版へ反映された点にあります。

 その大胆な戦略はユーザーからも支持を集め、初代C-HRは欧州において好調な販売成績を残しました。

 ユーザーの購入動機の半数以上が「スタイリング」だったといい、初代C-HRは欧州におけるトヨタのイメージを大きく変えるきっかけになった歴史的なモデルだったといえます。

 こうした流れを受け、7年ぶりにフルモデルチェンジした2代目C-HRは、欧州ユーザーを重視。

 デザイン、設計から生産に至るまで、一貫して欧州主導で企画されました。

 2代目C-HRの正式発表に先駆け、トヨタは欧州デザインによるコンセプトカー「C-HRプロローグ」を2022年12月に発表し、初代同様にコンセプトカーのモチーフをそのまま大胆に市販化へつなげる手法を再び取り入れています。

 新型C-HRは、前後オーバーハング(車軸の前後の長さ)を短くカットするとともに、凝縮されたシャープなフォルムを採用し、ボディサイドのキャラクターラインは、初代と共通するダイヤモンドカットをモチーフとしています。

 トヨタでは、初代が確立したスポーツクーペ風のスタイリングイメージを継承しながらも、さらに洗練を加えたと説明します。

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