新潟市街の「出入口」さらに変貌へ 新潟バイパス接続の「高架道路」建設 栗ノ木バイパスで進む準備とは

国道7号「栗ノ木バイパス」では、上空に高架道路を通す事業が進んでいます。2023年度はどのような工事が計画されているのでしょうか。

道路や川を移して橋脚スペースを確保

 国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所は2023年6月15日、新潟バイパスと新潟市中心部を結ぶ国道7号「栗ノ木バイパス」の、2023年度の工事予定を公表しました。

笹越橋交差点の完成イメージ(画像:国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所)
笹越橋交差点の完成イメージ(画像:国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所)

 同バイパスは新潟市内の万国橋交差点(中央区)から紫竹山IC(同)までを南北に結ぶ道路です。

 紫竹山ICでは亀田バイパス(国道49号)や、交通量の多い東西軸の新潟バイパスに接続しており、これらの動脈と万代・古町といった新潟市中心部や新潟港などを結んでいます。

 しかし栗ノ栗バイパスはすべて平面交差で渋滞が頻発するなどしているため、現バイパスの上空に4車線(片側2車線)の高架道路を通す事業が2007年度から進行中。

 2022年10月には、その高架道路の建設準備に向けて、県道を国道に取り込む大規模な道路切り替えや、南紫竹ICの新設などを実施しています。

 2023年度は、高架道路の橋脚で、すでに進んでいる9基に加え、新たに10基の工事を実施。

 また、鐙交差点~笹越橋交差点間は、広い中央分離帯に橋脚スペースを確保するため、上り線(万代島方面)や栗ノ木川の位置を変えます。

 さらに、紫竹山交差点周辺では、道路の位置を変えながら路面を下げる工事も段階的に行われます。

 工事に伴う交通規制の期間や内容については、別途告知されます。

※ ※ ※

 一連の工事は、通過する交通は新設の高架道路、地元の交通は既存の道路へと整理することで、交通の流れをスムーズにし渋滞緩和や安全性向上を目的にしています。

 将来的にこの高架道路は、信濃川に架かる柳都大橋までつながる計画です。

【図】栗ノ木バイパスの工事箇所と、将来の新潟市「南北軸」計画を地図で見る(22枚)

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1件のコメント

  1. 新潟市内の道路は何をやってもカオス化しますよ。
    完全に新潟市をスルーパスできて無料の自動車専用道路がない。
    海岸線に1本作るだけで済むのにね。あの阿弥陀くじ道路は最悪ですよ。
    日本海側の大動脈は新潟市のせいで血管が詰まってます。

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