9年ぶり復活の三菱「新型コルト」! MTアリ&精悍顔が魅力的な「コンパクトハッチバック」日本導入は?
2023年6月9日、三菱自動車工業(以下、三菱)は新型「COLT(コルト)」を欧州で世界初公開しましたが、日本導入はあるのでしょうか。三菱の広報部に問い合わせてみました。
三菱新型「コルト」日本導入は?
2023年6月9日、三菱自動車工業(以下、三菱)は新型「COLT(コルト)」を欧州で世界初公開しましたが、日本導入はあるのでしょうか。
コルトは、三菱が乗用車で初めて採用したペットネームで、1962年に「コルト」の名を冠した最初の車「コルト600」が登場しています。近年でも日本を含むグローバルで展開されていたコンパクトカーの名称に用いられるほか、インドネシアで今も展開される「2代目デリカトラック」の名称が「コルトL300」となっているなど、三菱が世界中に展開するクルマにその名称が用いられています。
その歴史は欧州でも深く、1960年代に初めて導入されたほか、2004年から2014年までの間では40万台以上が販売されており、三菱の欧州法人は「コルトはヨーロッパで展開される三菱車のなかで最も有名なクルマだ」と説明しています。
今回、そんな欧州で展開される5ドアハッチバックのコルトの新型モデルが世界初公開されました。2014年に販売終了していたため、約9年ぶりの復活となります。
新型コルトは、アライアンスパートナーであるルノーよりOEM供給を受けており、アライアンス各社の共同開発によるCMF-Bプラットフォームを採用。
ボディサイズは明示されていませんが、OEM元となるルノー「ルーテシア(欧州名:クリオ)」のボディサイズは、全長4075mm×全幅1725mm×全高1470mm(現行モデル)となっており、これとほぼ同等と思われます。
エクステリアは、三菱が“欧州の街並みに映える”と説明する力強くスポーティなデザイン。フロントには、三菱自動車のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」の要素を取り入れた、両サイドに広がる勢いを表現したグリルを採用するほか、上部にスリムなフルLEDヘッドライト、下部にL字型のLEDデイタイムランニングランプを組み合わされ、シャープで先進的な印象に仕上がっています。
リアではワイド感を強調するバンパーにより、スポーティで安定感のあるデザインを実現するほか、比較的大きな「MITSUBISHI」文字ロゴが配されています。
インテリアは、インストルメントパネルの中央にスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を配置した、上質感のあるデザイン。ディスプレイのサイズは、7インチもしくは9.3インチから選択可能で、走行モードやエンジンの出力特性、ステアリングフィール、車内環境などを個別設定できる「マルチセンス」システムを操作可能となっています。
パワートレインは、最高出力66馬力を発揮する1.0リッター直列3気筒エンジン+5速MTを組み合わせるガソリンエンジンモデル、最高出力91馬力を発揮する1.0リッター直列3気筒ターボエンジン+6速MTを組み合わせるターボエンジンモデル、システム最高出力147馬力を発揮する1.6リッターエンジン+モーターのハイブリッドシステムを備えるハイブリッドモデルの全3種。走行モードは「マイセンス」「スポーツ」「エコ」の3つから選べます。
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新型コルトは、トルコのルノー社ブルサ工場で生産し、2023年10月より三菱自動車の販売ネットワークを通じて、欧州で販売を開始する予定です。
一方、日本でも過去にその名称が用いられたクルマが展開されていただけに反響は多く、SNSなどでは「カッコイイ」「ほしい」「日本導入は?」など、その導入を望む声も聞こえてきますが、日本での導入はあるのでしょうか。
三菱の広報部に問い合わせたところ「新型コルトは欧州市場向けのモデルで、現在のところ日本に導入する計画はありません」とのこと。
市場や情勢の変化、反響によっては今後導入の計画が立ち上がる可能性を完全には否定できませんが、今すぐ実現することはないようです。
66馬力って軽自動車とたいして変わらないのでは
自然吸気で90馬力は欲しいな。