なぜ走ると「トトロの曲」聞こえる? 車で通ると「メロディ」がなる不思議な「道路」点在! 走ってみたい「メロディロード」の魅力は?
「メロディ」ではなく「しゃべる」道路も?
ジブリ作品以外にも、老若男女に人気のアニメ作品のメロディを奏でる道路が存在します。
●人気アニメ作品の楽曲が流れる道路
・「芦ノ湖スカイライン メロディペーブ」(静岡県三島市)
神奈川県の芦ノ湖湖畔を通る観光道路「芦ノ湖スカイライン」は、芦ノ湖や富士山だけでなく、三島市や沼津市の市街や伊豆半島も眺めることができる絶景の道路です。
元々、童謡「ふじの山」が聞こえるメロディロードが存在し、富士山が目の前に見えるタイミングで聞こえるため人気のスポットです。
さらに、2015年には、もうひとつのメロディロードが追加され、こちらでは大人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」が流れます。
・「米子境港線 メロディー道路」(鳥取県境港市)
鳥取県の米子から境港に向かう県道境港線(県道47号線)にあるメロディロードは、時速50kmで走ることでアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のオープニング曲が流れます。
境港は、同作の原作者である水木しげる氏が育った町。音が鳴る道路もちょうど「米子鬼太郎空港」という愛称が用いられる米子空港のそばです。メロディが始まる手前にある大きな音符マークも特徴です。
●番外編:曲じゃなくて「しゃべる」道路
・「しゃべるDO!」(北海道標津町)
全国でも非常に珍しい特徴のメロディロードが、標津町防災道路にある『しゃべるDO!』です。
こちらはなんと曲ではなく、「交差点です 交差点です 止まってください」「カーブです カーブです スピードを落としてください」と、話しているように音が聞こる道路。
摩擦音をうまく使って人の声に聞こえるようにしているため、はっきりと明確には聞こえません。しかし、よくよく聞いてみると上記のように聞き取れてしまう不思議なスポットです。
このように、ジブリ作品や人気アニメの作中曲、さらには「しゃべる道路」など、人気のメロディロードが全国各地に点在しており、新たな観光地になりつつあります。
特に「しゃべるDO!」は、知る人ぞ知る「珍スポット」です。ぜひ北海道標津町に行った際には立ち寄ってみてください。
また通行する際は、安全運転につとめるだけでなく、正しい音階で聞けるように一定の速度を守って通ったほうがよさそうです。
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