トヨタの都会派SUV「ハリアー」に鮮烈レッド! ド派手スタイルが「攻めすぎ」!? 2世代続いた斬新限定車「ハリアーザガート」とは

トヨタの都会派SUV「ハリアー」は、初代から一貫して洗練されたスマートなスタイリングが特徴ですが、初代と2代目には、こうしたイメージを変えるような「攻めたデザイン」のカスタムカーが限定車としてラインナップされていました。

2代目ハリアーザガートは選択の幅も拡大

 2代目ハリアーザガートの開発コンセプトは「魂を揺さぶる造形の輝き ~ART OF DESIRE~」。

 当時のモデリスタの発表資料では「品格と力強さを合わせもち、躍動美に包まれた官能的フォルムへと昇華させた」と、その狙いについて説明します。

2代目「ハリアーザガート」は、エンジンや駆動方式など選択の幅が拡がりました
2代目「ハリアーザガート」は、エンジンや駆動方式など選択の幅が拡がりました

 全長で20mm、全幅で45mm拡大する専用スタイリングキットを組み込み、ワイルドなイメージに仕立て上げられました。

 さらに約20mmのローダウンとなる専用スプリングや、専用18インチアルミホイールで足元を引き締めます。

 そんな2代目ハリアーザガートは、匠の手による高度な金型技術を手造りで再現するのではなく、通常の量産ハリアーの生産ライン上で実現させていたのも大きな特徴でした。

 そのため2代目ハリアーザガートはラインナップも拡大し、2.4リッター直列4気筒エンジン車と3.5リッター V型6気筒エンジン車を設定しそれぞれFFと4WDが用意されるなど、初代に比べ選択の幅が大きく広がっています。

 ボディカラーは、専用色の鮮烈な「レッドマイカメタリック」のほか「ホワイトパールクリスタルシャイン」「ブラック」の3色をラインナップし、当時の車両本体価格(消費税抜き)は、493万5000円から571万2000円までとなっていました。

※ ※ ※

 2023年に改めて振り返っても、極めて強いインパクトが感じられる初代・2代目のハリアーザガート。

 2020年登場の現行ハリアーにも、こうした攻めたデザインを与えたカスタムコンプリートカーの復活が期待されるところです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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