日産 「スカイライン ハッチバック」が凄かった! さらに「超高級コンバーチブル」も! セダンだけじゃない…存在感あるモデルとは
65年以上の歴史を誇る日産の老舗ブランド「スカイライン」は、今でこそ「4ドアセダン」1タイプですが、かつては数多くの多彩なボディタイプを用意し支持を集めていました。今では想像しにくい、スカイラインの“変わり種”ボディ3選を紹介します。
ラインナップの多彩さは「クラウン」以上だった「スカイライン」
日産を代表する「スカイライン」がデビューしたのは、今から65年以上前の1957年のこと。この歴史と肩を並べる1955年デビューのトヨタ「クラウン」は2022年、SUVテイストの「クラウンクロスオーバー」など複数のボディタイプ展開を披露し、大きな話題を呼びました。
対するスカイラインは現在、4ドアセダンタイプのみですが、かつてはクラウンを超える多彩なラインナップを誇っていたのです。
●古くから用意されていた「スカイラインワゴン」
スカイラインには、早い時期から乗用ステーションワゴンおよび商用バンタイプをラインナップしています。
初代をベースにした派生モデルのバン「スカイウェイ」が最初ですが、スカイラインの名乗ったのは1963年デビューの2代目スカイラインにワゴンが用意されてからのことでした。
続く3代目では、当時としてはモダンな「スカイライン エステート」を名乗っていました。
以来、バンタイプは6代目(R30型)まで、ワゴンタイプは7代目(R31型)まで設定され、ともに1990年まで残っていました。
●超高級な希少「コンバーチブル」は初代にラインナップ
スカイラインの長い歴史の中で、国内で販売された唯一のオープンモデルが、初代スカイラインにラインナップされていました。
これはベースのセダンとは全く異なる成り立ちで、イタリアの世界的なデザイナーに製作を依頼した2ドアクーペ「スカイラインスポーツクーペ」をベースにした「コンバーチブル」です。
1962年に発売されたスカイラインスポーツクーペ/コンバーチブルは非常にエレガントなデザインを特徴とし、生産工程も手作業でした。
現在の紙幣に換算すると2000万円級という超高級車で、そのためクーペ、コンバーチブルを合わせても、総生産数は約60台だったという極めて希少なモデルとなっています。
●クロスオーバーの元祖!?「5ドアハッチバック」
現在、様々なボディタイプの要素を掛け合わせたクロスオーバーモデルが世界的なブームとなっていますが、日産は1981年に登場した6代目スカイラインで、こうしたトレンドに先駆けたクロスオーバーモデルの5ドアハッチバックをいち早く設定しています。
4ドアセダンモデルの後部に大型のハッチゲートを備え、広い荷室を確保。多用途に使えるモデルであることをアピールしました。
当時としてはかなり斬新な姿に映ったためか、残念ながら1代限りで消滅した5ドアハッチバック。
しかしその後2009年、12代目のラインナップに、SUVタイプの5ドアモデル「スカイラインクロスオーバー」として復活を遂げています。
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ここまで紹介した以外にも、4ドアハードトップなど、歴代のスカイラインには様々なボディタイプが存在し、ユーザーの多様なニーズに応えていました。
65年以上続くブランドがこの先も存続するためにも、変化していく時代に即した「次世代型」スカイラインが求められているのかもしれません。
30スカイラインにあった5ドアHB。カタログ写真をみるかぎりでは、ストラットタワーの張り出しが大きすぎて荷物の収容に制約を受けそうだし、積載量もさほど多くはなさそうだな。ライター氏が感激するほどのことはなかったんじゃないだろうか?
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