斬新「縦グリル」のホンダ「新型SUV」登場!「デザイントレンド」に変化あり!? 新型「ZR-V」が「縦型デザイン」を採用した理由とは
グリルのトレンドは「ワイド&ロー」から「縦型」デザインに移行?
こうした流れのなかで、近年は縦型デザインのグリルも登場しています。
2022年に発表されたトヨタ新型「クラウンセダン」は、ブラックの縦バーが強調されたグリルを採用されており、高級車らしい威厳ある印象を持たせました。
また、ホンダが2023年4月に発売した新型SUV「ZR-V」も、グリルは縦型のデザインです。北米仕様や中国仕様とも異なり、凛々しい印象です。
従来のグリルではワイド&ローを強調するようなデザインが多いなかで、ZR-Vに縦グリルのデザインを採用した経緯や背景について、ホンダ広報部の担当者は次のように話します。
「ZR-Vのフロントグリルを、垂直という意味の『バーチカルグリル』と呼んでいます。洗練された表情を作り出すため、このデザインを採用しました。
バーのひとつひとつにしっかり面を感じさせることで、楕円体の先端を切り落としたようなイメージを創り出し、フロントビューのみならずサイドビューにおける連続感も感じられるデザインになっています」
また、グリルなどのフロントマスクにはどのような意図がありデザインを決めているのかについて、前出の担当者は次のように話します。
「各車種のコンセプトに基づいて、それを表現できるフロントマスクを設定しております。
今回のZR-Vでは『異彩解放』というグランドコンセプトのもと、デザインに関しては『エレガント&グラマラス』や『シンプル』という共通キーワードを設け、シンプルでありながらも強さと美しさを表現しました」
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フロントグリルは、クルマの顔つきを決める重要なパーツであり、各メーカーが車種に合わせたコンセプトやブランドを表現するうえで、フロントマスクは大きなポイントとなります。
今後は、電気自動車の普及によってフロントグリルや車体の形状が変化する可能性もあることから、各メーカーのブランド構築における新たなデザイン展開にも期待していきたいところです。
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