油温管理の必需品!GR86/BRZ(ZN8/ZD8)用の空冷式オイルクーラー「S-Type OIL COOLER KIT」がHKSから登場

HKSがGR86とBRZ用の新型オイルクーラーキットを発表しました。エンジンオイルの油温上昇を防いで、高負荷時でもエンジンの性能を十分に発揮することができます。

サーキット走行の必需品がついに登場!

 自動車用アフターパーツメーカーのHKS(エッチ・ケー・エス)は、サーキット走行時などのエンジンオイル温度上昇を抑えるオイルクーラーの新製品として、トヨタGR86/スバルBRZ用「S-Type OIL COOLER KIT GR86/BRZ(ZN8/ZD8) 」を2023年6月1日に発売すると発表しました。

新発売となる「S-Type OIL COOLER KIT ZN8/ZD8 GR86/BRZ」
新発売となる「S-Type OIL COOLER KIT ZN8/ZD8 GR86/BRZ」

 エンジンオイルは温度が高くなり過ぎるとエンジン保護性能を十分に発揮できなくなり、エンジンが本来の能力を発揮できなくなることがあるほか、エンジンがダメージを負う恐れがあります。

 同社によると、富士スピードウェイでのサーキット走行テストでは、オイルクーラー未装着の場合は2.5分後にオイル油温が120℃を超え、6分後には130℃に到達、エンジンオイルの保護性能が十分に保たれない温度となりましたが、このオイルクーラーを装着した場合は油温の上昇が穏やかになり、120℃に達したのは7.5分後、以降も油温が安定した状態が続き、15分経過後も最大121℃までの上昇にとどまったそうです。

 このことから、このオイルクーラーをGR86とBRZに取り付けることによって、エンジンに負荷をかけることなく、サーキットの連続周回が可能になるとしています。

過給機チューンのカスタムまで見据えた設計に

 同製品は車両の左側前部に配置され、純正のフロントバンパーダクトフィンの性能を残すように設計されています。

 オイルクーラーの空気導入部は12段階の可動設計となっていることから、バンパー形状の異なるGR86とBRZに対応しているそうです。

 また、ラジエーターに干渉することなくエンジンオイルの冷却が可能なほか、同社製品のGT2スーパーチャージャーや開発中のボルトオンターボキットに付随する前置きインタークーラーとも併用することが可能といいます。

 エンジンルーム内に配置されるオイル取り出し用のアタッチメントはアルミ削り出しのものを新規開発しており、従来品のアタッチメントを取り付けるよりも22mm低くエンジンルーム内に収めることが可能で、サーモスタットを備えていることからエンジンオイルのオーバークール状態も防ぐそうです。

 インナーフェンダーにはプレス成形のルーバーも取り付けられ、冷却コアからの排熱の整流効果はもちろん、飛び石などによる冷却コアの損傷も防げるよう工夫されているといいます。

 また、同製品を取り付けることによって、純正のウォッシャータンクを取り外す必要があるため、アルミ製の専用ウォッシャータンクを同梱(どうこん)しています。

適合車種はGR86(ZN8)(2021年10月〜)/BRZ(ZD8)(2021年7月〜)で、価格は23万9800円(税込み)です。

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