トヨタの新「アクア」何が良い? ほぼEVで走れるハイブリッドに「すごい!」「最高!」の声も

2021年に10年ぶりにフルモデルチェンジしたトヨタ「アクア」の販売が好調です。一体どのようなところが評価されているのでしょうか。

ヒットモデルが2代目へと進化

 2011年に初代モデルがデビューしたトヨタ「アクア」は、低燃費で静粛性が高く、コンパクトで扱いやすいハイブリッド車を低価格で手に入れられるとあって、累計187万台を販売したヒットモデルです。
 
 発売から10年が経過した2021年に初のフルモデルチェンジをおこない、2代目へと刷新。

2代目になっても販売好調なトヨタ「アクア」
2代目になっても販売好調なトヨタ「アクア」

 2022年度(2022年4月から2023年3月)の登録台数は7万4001台と登録車全体の7位にランクインしており、「ヤリス」や「ルーミ」「シエンタ」などとともに、トヨタのコンパクトカーとして人気を誇っています。

 2代目アクアの魅力はどこにあるのでしょうか。

 2代目アクアのデザインは初代モデルを踏襲し、ひと目でアクアだとわかるスタイルを維持しています。

 ヤリスと同じTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用し、ボディサイズは全長4050mm×全幅1695mm×全高1485mm(Gグレード)と、初代モデルよりも全高が30mm高くなったほか、ホイールベースは50mm長い2600mmとしたことで、後席のゆとりが増しました。

 内装はシンプルだった初代モデルから一転、大型の10.5インチディスプレイを中央に据えた先進的なデザインとし、オーディオやエアコンの操作スイッチを統一することでスッキリとしたインテリアを実現しています。

 また、初代モデルの特徴でもあったセンターメーターを廃止して運転席前に移動したことや、フロアシフトがインパネシフトに変更されたことも、進化した点といえます。

 そんなアクアは駆動用バッテリーとして、高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を世界初搭載しました。これによって、EV走行可能速度域が拡大され、街乗りではほとんどEVモードで走行できるようになりました。

 さらにトヨタとして初めて「快感ペダル」を採用。「POWER+」モードではアクセルペダルだけで加減速することも可能となり、アクセルとブレーキの踏みかえ頻度を減らすことでドライバーの負担を軽減します。

 そして、2WDに加えて、アクア初の「E-Four」(電気式4WD)を設定。雪道などの滑りやすい路面でも安心して走行できるようになりました。

 燃費(WLTCモード)も35.8km/Lという低燃費を達成するなど、全方位で進化したアクアですが、トヨタの公式サイトには、実際にアクアに乗ったユーザーからのコメントが寄せられています。

「すごい!」「最高!」と感動する声や、走行性能について「静かで快適」「運転しやすい」「乗り心地が良い」といった感想を抱いた人もいました。

 また、「バック駐車が安心」「自動駐車がすごい」など、「アドバンストパーク」(オプション設定)の機能に着目するコメントも存在。

 アドバンストパークとは、ディスプレイに表示される駐車位置を確認してスイッチを押すだけで、ハンドル操作やブレーキ、アクセル、シフトチェンジなど、駐車時における全操作をクルマが支援する機能です。

 駐車が苦手な人にとってはうれしい機能といえ、アクアは日常生活で使われる頻度が高いクルマだからこそ、安全・安心機能は充実させるべきだという考えのもと、搭載されたといいます。

※ ※ ※

 2022年11月の一部改良で、アクアにスポーティグレードの「GRスポーツ」が追加設定されました。

 アクア GRスポーツは、ベース車の素性の良さを活かしつつ、ボディ剛性強化や、足回り・パワーステアリング制御のチューニングをおこなうことで走行性能を向上。GR専用のフロントグリルやバンパーといった専用デザインも採用しています。

 日常使いからスポーティな走りまで、さまざまなシーンに対応できる各種グレードを用意することで、より幅広い層のユーザーから支持を集めるのではないでしょうか。

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1件のコメント

  1. 斜め後ろの視界が悪いのが残念…
    実際に乗ってみて、想像以上に悪くて驚いた

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