350万円からのタフ顔な日産「高級SUV」何が人気? ギア感満載な「エクストレイル」の動向はいかに

日産「エクストレイル」は、2022年7月にフルモデルチェンジして4代目となりました。発売から約10か月が経過しましたが、ユーザーからはどのような声が寄せられているのでしょうか。

日産「エクストレイル」どう?

 2022年7月にフルモデルチェンジして4代目となった日産「エクストレイル」ですが、発売から約10か月が経過しました。
 
 実際にユーザーからはどのような声が寄せられているのでしょうか。

もはや日産「高級SUV」とも言える「エクストレイル」は発売後どんな感じなのか?
もはや日産「高級SUV」とも言える「エクストレイル」は発売後どんな感じなのか?

 エクストレイルは、初代が2000年に登場し現在では4代目となるモデルが発売されています。

 現行モデルは、初代モデルからのDNAである「タフギア」を継承し、エクストレイルの魅力である力強いデザインが復活。

 また、インテリアは上質なデザインとなり、それまでの歴代よりもさらに洗練されました。

 このモデルチェンジで特に注目を集めたのが「e-4ORCE」の搭載です。

 e-4ORCEは、日産の電動化技術と4WD制御技術、シャシ制御技術を統合させた新たな電動駆動4輪制御技術です。
 
 e-4ORCEにより、4輪の駆動力が最適化され雪道や山道、市街地などのあらゆる場所でスムーズな走行や高い走破性が発揮されます。

 また、進化した第2世代「e-POWER」と「VCターボ」が搭載されており、新型エクストレイルは力強くなめらかな走りに加え、走行の静粛性を実現しています。

 そんなエクストレイルですが、発表時に日産は新型エクストレイルの発売から2週間で受注が1万2000台を突破したと発表しています。

 その内訳としては、駆動別で9割以上のユーザーが4WD(e-4ORCE)を選んだ他、グレード別では6割以上のユーザーが最上位「Gグレード」を選択しています。

 またオプションでは、7割以上のユーザーが「Nissan Connectナビゲーションシステム」を、さらに半数以上のユーザーが「防水シート」や「ルーフレール」を選択するなど、近年のアウトドアニーズに合った装備が人気となっていたようです。

 発売から現在にかけての動向について、関東地方の日産販売店の担当者は次のように話します。

「エクストレイルを購入するお客様の多くは『e-POWERやe-4ORCEで味わえる、独自の走行感覚がいい』という理由がほとんどでした。

 SUVを購入するお客様でもエクストレイルに決め打ちしているといった人が多い印象です。

 特に、e-4ORCEを搭載している4WDのモデルが人気で、お客様からも『SUVとは思えないほどカーブがしやすい』などと走行性能において好評をいただいております」

 また、近畿地方の日産販売店の担当者は次のように話します。

「エクストレイルとほかのSUVを検討して、他メーカーのモデルを買うといった人もいますが、多くの場合はコストが理由になります。

 エクストレイルは国産のSUVでも高価格帯になるため、トヨタ『RAV4』やスバル『フォレスター』を買う人もいます」

※ ※ ※

 なおSNSでは「エクストレイル納車された、これから楽しみ!」、「エクストレイルのデザインが良い」、「初代の雰囲気が戻ってきた感じで好き」、「タフなデザインがいい」といった声が見られます。

 先代となる3代目が2013年に登場し、現行が2022年となり多くのユーザーがフルモデルチェンジを待ち望んでいました。

 発売以降、半導体不足などによる影響で受注停止となっていたこともありますが、現在は徐々に回復傾向にあるといい、今後の販売動向にも注目です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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