圏央道「4車線化」の効果は? イライラ区間の改良から1か月、渋滞回数と交通量に変化
圏央道の久喜白岡JCT~幸手IC間と境古河IC~坂東IC間が2023年3月31日に4車線化して1か月がたちました。渋滞や交通量は、どのように変化したのでしょうか。
久喜白岡JCT~幸手IC間と境古河IC~坂東IC間が4車線化
圏央道の渋滞ポイントが2車線から4車線に増えて1か月がたちました。クルマの流れは改善したのでしょうか。
NEXCO東日本関東支社は2023年5月12日、4車線化1か月後の交通状況を発表しました。
4車線化は3月31日、埼玉県内の久喜白岡JCT~幸手IC間8.5kmと、茨城県内の境古河IC~坂東IC間9.1kmで実現。同時に、70km/hだった最高速度は80km/hに引き上げられました。
このうち東北道に接続する久喜白岡JCT~幸手IC間は、2車線時の2022年4月2日~28日は外回り(常磐道方面)8回、内回り(東北道方面)45回と、渋滞が頻繁に発生していましたが、4車線化後の2023年4月1日~27日(速報値)は両方向ともに0回となり渋滞が解消されたといいます。
しかし一方で、交通量は増加しています。
4車線化後の1日あたりの交通量は、久喜白岡JCT~幸手IC間が3万6500台(前年同時期比3200台増)、境古河IC~坂東IC間が2万500台(同1800台増)ということです。
なお、圏央道の東北道~東関東道間では、今回の区間以外でも4車線化工事が進んでいます。
幸手IC~五霞IC間は「2024年度まで」、五霞IC~境古河IC間は「2025~26年度」にそれぞれ4車線化される見通しです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。