もはや懐かしい「日通のペリカン便」どこいった!? 2010年に消滅? 意外な「統合先」とは
「ペリカン便カラー」のバンやトラックは、その後どうなった?
日通のペリカン便といえば、ペリカンが描かれた黄色い看板が印象的でした。
宅配便の集配で使われていた軽トラックやライトバン、ウォークスルーバンなどでは、白い車体に青と黄色の帯が塗られており、一目でペリカン便のクルマとわかるようになっていました。
![ペリカン便が消滅したあと、配送車両の一部は日通やペリカンのロゴなどを消しカラーリングを残したまま、日本郵便が業務に使用していました[画像提供:匿名氏]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/05/20230509_peli1.jpg?v=1683630083)
このペリカン便のカラーリングは、トミカに代表されるミニカーでも人気があり、いくつか商品化されていますので、馴染みがある人も多いでしょう。
ではペリカン便が消滅したあと、これらのクルマはどうなったのでしょう。
実は一部のクルマでは、ペリカン便・日本通運のロゴを消し、黄色+青帯を残したままゆうパックの集配に用いられていました。
それなりの台数が塗装変更を受けぬまま、ペリカン便カラーで残っていたのです。
2010年のペリカン便消滅から10年以上が過ぎた2023年現在でも、地域によっては時折その姿を見ることができるようです。
なお前述のスーパーペリカン便は、郵便事業にペリカン便が統一された後も残り、現在は「エクスプレスハイスピード」というサービス名で展開中です。
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ゆうパックを運ぶ郵便車といえば「赤」のイメージが強いですが、近年では民間企業への業務委託が行われるようになり、白い軽バンが郵便物の集配や、ゆうパックの配達を行っている姿を見ることも増えてきました。
なお、ゆうパック専門に充てられる車両に関しては郵便局が所有しており、白いワンボックスや2トントラックなどが使用されています。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。
昔は宅配の車と言えばペリカンもヤマトもこのウォークスルーバンでしたね。この車種に添乗したことありますけど、今思うとこれってキャンピングカーに改造するのに非常に良さげです。
最近はとんと見かけなくなり、宅配と言えば2tバンか軽バンばかりになってしまいましたね。赤帽とかは荷物の背が異様に高いものを運ぶ幌の軽トラ以外は大手の下請け車両は殆ど軽バンばかりになりました。郵便局はほぼエブリイばかりです。地方に依って違うのかも知れませんが、佐川急便はハイゼット、ヤマトは2tバン、元々は赤帽はサンバーでしたのでダイハツ・ハイゼットカーゴのOEMです。
日本郵便が体よく不採算部門を押しつけられただけ。大口の格安契約を継承の名の下に背負わされ、値上げもままならない、月に10個も出さない大口割引とか、ペリカンが断れなかった契約を断るために引き継いだだけ。
そう言えば、出向したJP社員は出戻りでガッカリしていたが、ペリカン社員は郵便局の正社員になれて喜んでたなw