なぜトヨタ「ランクル」人気はなぜ続く? タフな4WD「70再々販」の噂でに注目集まるが… 「ヨンマル・ナナマル」の魅力とは
「ランクルBASE」店長が語る…ヨンマル・ナナマルの魅力とは
現代においては、快適性や安全性に寄せすぎていないヨンマルやナナマルのキャラクターは新鮮です。
現行型のスズキ「ジムニー」が登場した時も、加飾ぬきで機能のみを追求したデザインも旧モデルを知らないユーザーに大いに歓迎されました。
昨今のSUVが快適性や高級感を追求し過ぎる傾向にある中で、ヨンマルやナナマルが備えているのは「信頼できる相棒」「普遍的な道具感」といった価値です。
2023年1月、トヨタ車体が愛知県内にランドクルーザーのカスタムショップ「ランクルBASE」をオープンさせました。
店長を務める三浦正人主査によれば、来店者の4割がナナマルオーナー、そして3割がヨンマルオーナーで「とにかく、世間では語りきれないナナマル愛、ヨンマル愛を共有したくて仕方がない…というお客様ばかりですね(笑)」と語ります。
多くの人を惹きつける40系と70系の魅力を、三浦店長に聞いてみました。
「変えてはいけない価値観が明確だからなのではないでしょうか。
最新の300系もそのDNAを受け継いでいますが、ヨンマルとナナマルは原点。そこには自動運転機能とは180度ベクトルが違う操作性があるわけなんですが、そのアナログさが魅力となり、オーナーとの強い絆を築いていくんだと思います。
ヨンマルとナナマルはもはや普遍的な文化、伝統ですから、クルマと長く付き合いたいという人をグイッと引き寄せるんでしょうね」
ちなみに日本で再々販の情報があるナナマルは、ワゴンでATになるかもしれないとも。ユーザーフレンドリーになる一方で、ナナマルの価値が半減されないか心配です。
ヨンマルやナナマルを四半世紀以上販売してきた「PUTデポ」の金原崇雄社長は、その心配は皆無だと言います。
「もし情報のようなナナマルが発売されたら、ナナマルの世界の裾野が広がるだけです。
これまで縁の無かったユーザーはATやワゴンなら入りやすいでしょうし、従来のランクリストはさらにこれまでのモデルの良さを再確認すると思います。
また若い人でもNEWナナマルを見ることで、いままでのナナマルのほうがより道具感が強く魅力的と思う人も多いのではないでしょうか」
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ドライブの負担を軽くしてくれる最新の安全装備は付いたクルマは魅力的ですが、日常でデジタルに支配されている私たちにとって、必ずしもリフレッシュしてくれる存在にはならないのも確かです。
時計もクォーツよりも手間がかかる機械式が魅力的なのと似て、ヨンマルやナナマルには人が入る余地が残るゆえに輝きがあるのかもしれません。
そしてヨンマルやナナマルの各部に感じられる、かつて日本が元気だった昭和という時代の香りがクルマ好きを惹きつけるのだと思います。ナナマル再々販、期待です。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
変った物に乗っているという無駄な優越感の人がほとんどでしょう。たいていは道具として使いこなしていないのに、スペック自慢する人間の悲しい性という感じがします。
そして、それを商売にする人がいるという状況。
使いこなして傷だらけになったランクルを使っている人が本当に少なくなりましたね。
無駄な優越感で良いじゃないですか?LC300よりLC40です♪
昭和59年式HJ47RV乗ってます♪
13年前260万円で購入するも…エンジンは過走行なのかトルクも無いし、パワステは鳴くし、クーラー壊れてるし、雨漏りするし…所有14年目、これからも乗り続けます、同じ型の中古価格高騰してボロでも高級車並み!?すごい(^^;)