「前のクルマを追って!」ドラマみたいなシチュエーション本当にある? タクシー運転手に聞いた“変わった乗客”の実体験
トラブルを起こしやすい乗客とは
風変わりな乗客でなくても、タクシー運転手が怖い思いをすることは何度もあるそうです。どのような乗客がトラブルを起こしやすいのでしょうか。
「もっとも多いのが酔ったお客さまが支払いを渋ることです。あの道じゃなければもっと安く済んだはずとか、一方通行で通れないところを逆走すれば早く着けたとか。
交通違反はさすがに丁重にお断りするのですが、逆ギレされたことは何度もあります」(個人タクシー運転手 K氏)

コロナ禍の規制がほぼなくなり、最近は飲食したあとにタクシーを利用する乗客が増えたそうですが、車内で寝てしまって起きないことも度々あるといいます。
「もともとお客さまに触れることは禁止されていますし、お声がけしても起きないことも多いので、そんな場合は警察に協力してもらうようにしています。とくに女性1名の場合はかなり気を遣います。
ただ最近は車内の様子も録画できるドライブレコーダーを装着していることもあり、トラブルになることはだいぶ減りました」(個人タクシー運転手 K氏)
「タクシー強盗」の被害に遭うタクシー運転手もいますが、人目に付きにくい22時から翌6時までに強盗事件が発生することがほとんどだといいます。
タクシー強盗以外でもさまざまなトラブルが発生しており、よくあるのが「乗り逃げ」、いわゆるお金を払わずに乗客が逃げてしまうケースです。
最近は目的地周辺のコンビニなどに立ち寄らせ、お金をおろすふりをして逃げるパターンが多いのだとか。
また、乗客とのトラブルによる暴力事件なども多く、他人と閉ざされた車内空間で走行するタクシー運転手は常に危険と隣り合わせの状況ともいえ、かなり大変なお仕事のようです。
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犯罪とはいえないのですが、最近多いのが「置き逃げ」と呼ばれる、ゴミや私物を車内に残していく乗客です。
なかでも飲み終わったペットボトルなどをそのまま放置していくことが多いそうですが、これは次の乗客や運転手のことを考えない、明らかなマナー違反です。
自分のクルマにゴミを放置されたら嫌なのと同じで、タクシーを利用する我々乗客が気を付けなければいけないことです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。























