国産車の“最高額”! 日産新型「GT-R“最速仕様”」の価格は「ベースの倍以上」!? 「素のGT-R」2台分の違いはどこにある?

2023年1月13日に「東京オートサロン2023」で先行公開された日産新型「GT-R 2024年モデル」は、3月20日に販売モデルの詳細が公開されましたが、これによると、ベースグレードと最上級モデルの価格差は、倍以上となるようです。

ベースグレードの倍以上? 約3000万円のNISMO Special edition

 日産は2023年1月13日、新型「GT-R 2024年モデル」をカスタムカーの祭典「東京オートサロン2023」で先行公開。さらに2023年3月20日には、販売モデルの詳細を公開しました。
 
 これによると、ベースグレード「Pure edition」の価格は1375万円、最上級モデルとなる「NISMO Special edition」は2915万円となり、最上級モデルは現行販売される国産車の中で最高額となるだけでなく、ベースモデルの倍以上の価格となるようです。

2915万円の新型「GT-R NISMO Special edition」
2915万円の新型「GT-R NISMO Special edition」

 日産「GT-R」は、日産が誇る高性能スポーツカーです。0−100km/加速は3秒を切るなど、欧州のスーパースポーツカーにも負けない走行性能を誇ります。

 その初期モデルは、16年前となる2007年に登場。2016年にはマイナーチェンジを果たした中期モデルが登場し、2023年1月13日にはさらなるマイナーチェンジを遂げた新型「GT-R 2024年モデル(後期モデル)」が公開されました。

 GT-R 2024年モデルのパワートレインは、従来と同様の最大出力570馬力・最大トルク635Nmを発揮する3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、これに6速DCTが組み合わされ、4輪を駆動します。

 また、最高出力や最大トルクなどのパフォーマンスを維持しながらも、走行時の不要なノイズと振動を低減する新車外騒音規制対応の新構造マフラーを新たに開発、採用。綿密に調律された感性に響く、迫力ある新たなGT-Rサウンドが奏でられます。

 エクステリアは、フロント・リアに新たなデザインを採用。特にフロントフェイスは、中央部がボディ同色化されたフロントバンパー周辺はシャープな形状に刷新されるほか、ハニカム形状を組み合わせたLEDライトが取り付けられるなど、近未来感を持ちつつもどこか歴代の「スカイラインGT-R」を感じるデザインに仕上がっています。

 このデザイン変更が行われたフロントバンパーとリヤバンパー、リヤウイングはデザインだけでなく、空力性能も向上させています。空気抵抗を増やさずにダウンフォースを増加させ、タイヤの接地性やハンドリング性能も高めることで、洗練された乗り味を実現しています。

 前述の通り、価格は、ベースグレードのPure editionが1375万円なのに対し、最上級モデルのNISMO Special editionは2915万円であり、NISMO Special editionの代金で、Pure editionを2台買える計算となります。

 この2台の間に、どのような違いがあるのでしょうか。

 外観は、Pure editionに対してNISMO Special editionは、フロントバンパーをはじめ、新デザインのリヤウイングなど専用のエアロパーツやホイールが装備されるほか、NISMO Special edition専用のカーボン製エンジンフード(NACAダクト付)が設定され、戦闘力の高さを外観でも主張しています。

 パワートレインは、NISMO Special editionに専用チューニングが施され、最大出力600馬力(+30馬力)・最大トルク652Nm(+15Nm)となっているほか、フロントメカニカルLSD追加にあわせて4WD制御を最適化し、フロントとリヤのトルク配分を緻密に制御することでコーナリング性能も向上しています。

 また、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用し、通常モデルとは一線を画する設定です。

 インテリアは、NISMO Special editionには、性能の向上に伴ってアルカンターラの専用RECARO製カーボンバックバケットシートが装備され、シート剛性とホールド性を大幅に向上させています。さらにアルカンターラのステアリングホイールやルーフトリム、シフトノブやドアグリップなどの赤いアクセント、NISMOエンブレムなど様々なNISMOグレード専用装備が設定されています。

※ ※ ※

 NISMO Special editionは前述のように、ベースグレードとなるPure editionに対して、内外装、パワートレインともに様々な専用装備が設定され、文字通り“最上級”に仕上げられています。

 Pure editionを含む通常グレードは、すでに販売がスタートしていますが、NISMO Special editionを含む一部グレード(NISMO、Track edition engineered by NISMO、Track edition engineered by NISMO T-spec)は、2023年夏発売予定です。

日産・GT-R のカタログ情報を見る

【画像】”最速仕様”はもはや3000万円近い? 日産新型「GT-R」を画像で見る(88枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー