タイヤに「窒素ガス充填」どんな効果ある? 空気との違いは何? メリット・デメリットとは
デメリットはどんなこと?
窒素ガス充填にはデメリットもあります。
まず挙げられるのは、充填するために専用の設備が必要となり、窒素ガス充填に追加コストが発生するということでしょう。
通常の空気圧補充は無料ですが、窒素ガス充填は、目安として1本あたり500円から600円となり、タイヤ4本で2000円から2400円程度の費用がかかります。

そして、窒素は空気よりは抜けにくい性質があるものの、ずっと抜けないというわけではないので定期的な充填が必要です。
なお、窒素ガスを充填したことを忘れてしまい、空気を追加充填すると、窒素の効果がなくなってしまうことから、窒素ガス充填後はタイヤバルブやサイドステップに「N2」「N2充填」などと明示し、自分だけでなくほかの人も理解できるようにしておきます。
もし間違って空気が混入した場合には、タイヤバルブのムシを一旦外して内部の空気を完全に抜き、再度窒素ガスを充填することになります。
そして空気を完全に抜き切ることからホイールバランスなどの調整作業も同時におこなう必要性もあるのですが、こういった管理が必要なことが窒素ガス充填のデメリットともいえるでしょう。
※ ※ ※
窒素ガスは、一般的なガソリンスタンドなどでは充填できる店舗は少ないかと思いますが、カー用品販売店やカスタムカーショップ、カーディーラーなどで充填することが可能です。
窒素ガス充填のメリットとデメリットを理解したうえで、利用してみてはいかがでしょうか。
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