ホンダ「オデッセイ」復活! レクサスも「新型豪華ミニバン」投入! トヨタ・日産は? 激化する高級ミニバン市場の行方は?
ホンダが高級ミニバン「オデッセイ」を復活させることを明らかにしました。フルモデルチェンジを控えるトヨタ「アルファード」や、ロングセラーモデルの日産「エルグランド」など、高級ミニバン市場はどうなるのでしょうか。
2023年は高級ミニバンが続々登場!
ホンダは、2023年冬に国内市場で「オデッセイ」を復活させることを明言しました。
2021年末に生産終了となってから2年経過して改良モデルが再販となったわけですが、同モデルから中国での生産に切り替えられるといいます。
一方、高級ミニバンと聞いて多くの人が思い浮かべるのがトヨタ「アルファード」ではないでしょうか。
現行モデルは2015年にデビューし、そろそろフルモデルチェンジするという噂も聞こえていますが、登録台数ランキングでは2021年は5位、2022年は10位にランクインしており、未だに高い人気を誇ります。
アルファードの独走態勢ともいえる高級ミニバン市場は今後どうなるのでしょうか。
高級ミニバンに分類されるモデルたちを整理してみましょう。
まずはアルファード。前述のように2015年から販売されており、すでに約8年が経過していますが、その人気は健在です。また、姉妹車に「ヴェルファイア」も存在し、こちらはアルファードと比べると販売台数は劣ってしまいますが、両車が同時にフルモデルチェンジするのではないかともいわれています。
オデッセイは、2013年から販売されていた最終モデルが狭山工場(埼玉県)の閉鎖に伴い2021年末で一旦生産終了となりましたが、国内の販売現場からのオデッセイを望む声が多く、2023年冬に改良モデルを国内市場に復活させることを発表しました。
最後に日産「エルグランド」ですが、現行モデルは2010年から販売されており、息の長いモデルとなっています。
現在の仕様に近いマイナーチェンジを受けたのは2020年が最後。内外装のデザイン変更を受けるとともに、運転支援システムの強化などが図られました。
こちらもフルモデルチェンジの噂があることにはありますが、実現するのかは不透明な状況です。
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気になるのは、フルモデルチェンジを控えるアルファード/ヴェルファイアがどのような進化をするかということではないでしょうか。
読み解くカギは、上海モーターショー2023で発表されたレクサス新型「LM」(2代目)にあるかもしれません。
初代LMは2020年から中国やアジア圏で販売されているショーファードリブンMPV(ミニバン)です。一般的な3列シートの7座仕様に加えて後部座席で広々とリラックスできる2列シートの4座仕様も用意され、2代目となるこの新型から日本市場でも導入されることになりました。
初代LMは、アルファードをベースにレクサス独自のコンセプト(性能/機能)を盛り込んで開発されました。そうしたことから、基本のメカニズムはある程度共有されるものと考えられ、ボディねじり剛性が先代の約1.5倍となったことで乗り心地はさらに良くなる可能性があります。
また新型LMのパワートレインは、2.4リッター直列4気筒ターボハイブリッドシステム(eAxle)と2.5リッター直列4気筒ハイブリッドシステム(E-Four/FF)が搭載されることから、次期型アルファード/ヴェルファイアにこれらが搭載されるのか注目です。
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