熊本~延岡が時間短縮!「九州中央道」2023年度延伸へ 山都・通潤橋のアクセス向上

熊本県内で、九州中央道が2023年度に延伸する予定です。どのように便利になるのでしょうか。

山都通潤橋ICまで開通

 九州を東西に横断する九州中央道が、2023年度に延伸します。

建設が進む九州中央道の山都中島東IC付近。2023年3月現在(画像:国土交通省九州地方整備局熊本河川国道事務所)
建設が進む九州中央道の山都中島東IC付近。2023年3月現在(画像:国土交通省九州地方整備局熊本河川国道事務所)

 九州中央道は、九州道の嘉島JCT(熊本県嘉島町)から東九州道の延岡JCT/IC(宮崎県延岡市)に至る全長約95kmの道路です。

 現在は、熊本側の嘉島JCT~山都中島西IC間12.6kmと、宮崎側の雲海橋交差点~平底交差点間(高千穂日之影道路)5.1km、蔵田交差点~延岡JCT/IC間(北方延岡道路)13.1kmの3区間が開通しています。

 2023年度に開通が予定されているのは、熊本側の山都中島西IC~山都通潤橋IC間10.4kmです。

 並行する国道445号(現道)には急なカーブや勾配、7m以下の幅の狭い箇所がありますが、九州中央道の延伸によりこれらの課題が解消されます。

 延伸区間の途中に設置される山都中島東IC(熊本県山都町)は県道を介して国道445号に、終点の山都通潤橋IC(同)は国道218号にそれぞれ接続します。

 山都通潤橋ICまで開通すると、山都町中心部や通潤橋などへのアクセス性が向上します。

 嘉島JCTから山都町へのクルマの所要時間は、現況の26分から開通後は19分に。熊本市から延岡市までは約152分に短縮される見込みです。

 道路は幅員12m、車道2車線で整備されます。通行は無料です。

 全体事業費は1094億円で、2023年度は当初予算として36.6億円が計上されています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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