トヨタは2023年4月12日、16代目新型「クラウン」シリーズの3車種について追加情報を発表しました。
　
　そのなかのひとつ、「クラウンセダン」はフォーマルなセダンとして登場することとなりますが、SNSなどでは様々なコメントが投稿されています。

　クラウンはトヨタを代表する高級車として1955年から続いている歴史の長い乗用車です。

　16代目の現行型は2022年7月15日に世界初公開され、歴代モデルでは初のグローバルモデルとして世界各国にも展開されることとなりました。

　公開時にはこれまでのクラウンシリーズに設定されてきたセダン、「エステート」に加え、「クロスオーバー」「スポーツ」という新しいボディタイプも登場。

　2022年9月にはまずクロスオーバーが発売されましたが、さらに2023年から2024年にかけて3タイプが続いて登場することが明らかになりました。

　このうち、クラウンとしては王道とも言える「セダン」のコンセプトは、「新たなフォーマル表現でショーファーニーズにも応える正統派セダン」を提唱。

　今回追加された情報では、搭載されるパワートレインの種類やカラーバリエーション、インテリアデザインなどが明らかにされています。

　ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mm、ホイールベースは3000mmと、現在展開されているトヨタのFCV（燃料電池）セダン「ミライ」を少し大きくしたようなサイズです。全長は5mを超えており、これまでのクラウンと比較すると、1クラス上のボディを持ちます。

　新しい情報によると、搭載されるパワートレインはガソリンエンジン＋モーターのハイブリッド（HEV）もしくは、モーターのみの燃料電池自動車（FCEV）の2種類を用意。駆動方式はともに後輪駆動です。

　またホイールのサイズは、19インチもしくは20インチが設定されます。

　ボディカラーは、ホワイト、ブラック、シルバー、グレー、紺、ブロンズの合計6色が用意され、インテリアカラーはブラックとタンの2色です。

　インテリアは、伝統的なショーファーカーらしいシンプルながらも高級感のあるデザインに仕上がっています。

　これらの情報が追加されたクラウンセダンについて、SNSなどでは様々なユーザーからコメントが投稿されています。

　デザインに関しては、発表時と比べて詳細が確認できる画像も公開されていることから、改めてそのエクステリアについて再認識しているユーザーが多いようです。

「新型クラウンセダン、5m超のサイズと横から見た時のフォルムいいね」「クロスオーバーとセダンで変わらないと感じたが、実際のクラウンセダンを見ると差別化出来てる」「新型クラウンセダンかっちょいいなぁ」「セダンめちゃくちゃ上品になってる」など、エクステリアを評価する声が多く見られました。

　さらに、「アルヴェル（アルファード／ヴェルファイア）のほうが楽でいいけど、式典や行事などではクラウンセダンみたいなクルマで会場入りする方が引き締まる」と、正統派としてのクラウンのポジションを肯定する意見も見られます。

　また、パワートレインや駆動方式について触れているユーザーも多く、「FRに拘ってセダンを出してくれた」「クラウン、FRを残してくれたのか…」「新型クラウンセダンが水素だと！攻めてる！」「新型クラウンセダンはFRなんだね、何かほっとした」など、従来のクラウンで守り通してきた後輪駆動や、水素燃料電池という新しい技術が採用されることを評価するコメントも。

　一方で、「デザインがプリウスだな…」「プリウスのハンマーヘッド感ある」など、デザインがプリウスに類似していると思うユーザーや、「全長が長いのも街中で邪魔…」「大き過ぎて購入意欲が湧かない」「5m越えか…ムリやな」など、大型なボディサイズについて日常での使用が難しいのではないかと懸念する意見もあるようです。