スズキ「ジムニー」オフローダーな“ピックアップ”が存在! タフギア感ハンパない! 本格カスタムの正体は?

スズキの本格四駆「ジムニー」のピックアップトラック仕様のコンセプトカーがかつて公開されていました。「ジムニーシエラ」をベースとした「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」とはどのようなモデルなのでしょうか。

ピックアップ化で実用性アップ!

 スズキ「ジムニー」は、コンパクトなボディながら本格的な四駆性能を備えるモデルとして幅広いユーザーから支持されています。
 
 2023年1月にはインドで5ドアモデルが世界初公開されて注目を集めていますが、そんなジムニーのピックアップ仕様にカスタムしたコンセプトカーをスズキが公開していました。

ピックアップトラックになった「ジムニーシエラ」のコンセプトカー
ピックアップトラックになった「ジムニーシエラ」のコンセプトカー

 2019年1月に開催された「東京オートサロン2019」でスズキは、1.5リッターエンジンを搭載した乗用モデル「ジムニーシエラ」をベースとした「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」を参考出展しました。

 ジムニーシエラ ピックアップ スタイルは、自分の相棒として活躍してくれるシーンをイメージしたコンセプトモデル。DIYなどの趣味や生活のさまざまな場面で、4WD性能と荷台の利便性を必要としているユーザーの頼れる相棒として開発したといいます。

 荷台に設置された照明やオフロードタイヤ装着といった、実用性と悪路走破性を両立した“タフギア”な外観を実現。フロントグリルは、ジムニー伝統の5スロットグリルではなく、メッシュタイプのグリルに変更されるとともに、「SUZUKI」エンブレムが装着されました。

 また、サイドやリアにはウッド調のパネルが装着され、アウトドア感が強調されたほか、サイドステップを設けることによって乗り降り性能も高めています。

 一方で車内は、前席のみの2人乗り仕様となり、黄色いシートに赤いチェックを組み合わせたポップなインテリアとしました。

 全長を300mm伸ばしたうえで後席部分は荷台に作り替えられており、キャンプや釣りなどアウトドアレジャーで使用する用具を気兼ねなく積載することができます。

 当時スズキのデザイナーは、「ジムニーは、カスタマイズするのにとても良いクルマです。今後もさまざまなアレンジを加えたジムニーを提案していきたいです」とコメント。

 ジムニーシエラ ピックアップ スタイルそのものの発売は難しいかもしれませんが、このクルマを元に検討できる範囲でチャレンジしていきたいということでした。

※ ※ ※

 ジムニーシエラ ピックアップ スタイルが東京オートサロンで公開されたとき、「売ってほしい」という声も多くあがっていましたが、参考出展から4年が経過した2023現在、同車の発売は実現していません。

 ただし、前出のように、ジムニー5ドアが公開され、インドをはじめ各国へ輸出されることになっています(日本導入は未定)。

 ジムニー5ドアもジムニーシエラをベースとしており、全長は435mm、ホイールベースは340mm延長されており、リアドアを追加しました。

 このホイールベース延長によって後席が広がったほか、ラゲッジスペースの容量も増加するなど、実用性を向上させたモデルとなっています。

 ジムニーシエラピックアップもジムニー5ドアも実用性が高く、もし日本で販売されれば人気になるのではないでしょうか。

スズキ・ジムニーシエラ のカタログ情報を見る

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Writer: くるまのニュース編集部

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