セナがくれた包帯 元F1ドライバー中嶋 悟さんが語る現役時代、そして2017年の展望

「今宮と川井に聞いてください」

 トーク終盤、中嶋さんから見たF1の2017年シーズンにおける注目点として、2016年に日本のスーパーフォーミュラで活躍し、マクラーレン・ホンダからF1への参戦が決まっているストフェル・バンドーン選手の名前が挙がりました。

「チームは別だったのですが、ウチの所属ドライバーとの縁で、レースの際は昼メシだけウチのホスピタリティへ食べに来てたんですよ。去年の最後のレースのときに、グランプリに行ったらマクラーレンの昼メシを食わせろよ、と約束しました。でもマクラーレンはちょっと敷居が高いかな(笑)」

 また、シーズン全体としては「メルセデスを誰が倒すのか」という観点から、「みなさん、あんなに強かったマクラーレンやウィリアムズはどうしちゃったの、という思いがあるでしょうが、ぼちぼち、変化があるかなと思います。去年、そういう気配をときどき感じることがありました」とし、「これ以降は今宮と川井に聞いてください」と会場を沸かせました。

 中嶋さんは現在、ナカジマレーシングの総監督としてチームを率い、スーパーフォーミュラやスーパーGTなど日本国内のレースに参戦しています。これについて「北から南まで参りますので、ご近所のかたはご近所のサーキットへ、ぜひ足を運んでいただきたいなと思います」とし、イベントを締めくくりました。

【了】
提供:乗りものニュース

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