ホントにイケる!? 三菱 新型「デリカミニ」でハードな「ぬかるみ」や「モーグル」もクリア! タフすぎる軽四駆の走破性を体験してみた

地面を捉えて離さない! 凹凸があるモーグル路にチャレンジ

 続いてモーグル走行区間に進みます。左右それぞれ異なる凹凸があり見た目ではかなり段差がありますが、デリカミニの室内ではクルマが左右に大きく傾くことがなく、水平に保たれていることが印象的でした。

 外から走行の模様を見ていると、凹凸でもタイヤが地面から離れることなくキチンと接地をしていて、サスペンションのストロークがしっかり確保されていることが伺えます。さらに段差の乗り越え時にも、速度がごく低速の状況ですがガツンとした衝撃が室内に伝わってこず、しっとりとした乗り心地を体感できました。

モーグル路面ではサスペンションが大きくストロークして、路面をしっかりと捉えている様子が分かる
モーグル路面ではサスペンションが大きくストロークして、路面をしっかりと捉えている様子が分かる

 最後は滑りやすいぬかるみをイメージした脱出路体験です。右前輪と左後輪がローラー状となっており、車輪が空転することで止まっている反対側に駆動がかからず、前に進めない状態になります。

 このような状況でも、デリカミニはスリップした駆動輪へブレーキ制御をかけることで、グリップをしている方のタイヤへしっかりと駆動力をかけることができる「グリップコントロール」機能が装備され、脱出が可能になっています。

 特にスイッチなどの操作は必要なく、車両側がスリップを検知するとマルチインフォメーションディスプレイに作動状況を知らせて、自動的に機能が働きます。ポイントはアクセルを緩めずに一定の力で踏み込み続けることだそうで、約2000回転をキープしながら数秒待つと制御が働きクルマを前に進めることができました。スキー場の駐車場や、雨で地面がぬかるんでいるオートキャンプ場などで、役立ちそうな機能です。

 今回はイベント会場内での限られたスペースでの同乗体験でしたが、見た目のタフさだけではなくその走りの性能にも、小さいながら「デリカ」の血統がしっかりと受け継がれていることを実感できた試乗体験でした。

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2件のコメント

  1. なんだ。リアルの泥濘を抜けたわけではないの?。現実は想定よりも厳しいですよ。
    4WDモデルはそこそこ良い感じでしょうね。4WDが売れてるのも納得です。
    タイヤの口径が大きいことと、最低地上高16cmは強みですね。フラットダートな林道でしたら洗掘くらいは余裕かもしれません。ライン取りを間違えなければですが。※山は乗り越え、谷は跨ぐ。
    近年のゲリラ豪雨や線状降水帯による鉄砲水、土石流、冠水などを考えれば、いつも通っている道が通れなくなる可能性もありますからね。

    あとは、各車(ジムニー、ハスラー、タフト、クロスビー、軽トラ、デリカミニ)が何センチの冠水まで走れるのか紹介してくれると嬉しいですね。

  2. 洗い越しは普通の乗用車でもスポーツカーでも超えられる。
    それを走破性というのは勘違いでしょう。
    デリカミニの走破性より軽トラのほうがかなり走破性が高いでしょう。軽トラ以下の走破性を走破性があると勘違いして買うことになるでしょう。

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