北九州高速「環状化」へ一歩前進! 小倉~八幡結ぶ「戸畑枝光線」有料道路として事業着手 2023年度一部開通へ
北九州高速の2号線と5号線を結ぶ「戸畑枝光線」が、有料道路事業として改めてスタートを切りました。
戸畑と枝光を都市高速で接続
福岡北九州高速道路公社と北九州市は2023年4月4日、北九州都市高速の2号線と5号線を結ぶ「戸畑枝光線」について、2023年度から合併施行方式で整備を進めると発表しました。
合併施行方式は公共事業と有料道路事業をあわせた形で進める方法です。有料道路事業については、5日から着手しています。
戸畑枝光線は、2号線の戸畑(北九州市戸畑区)と5号線の枝光(同・八幡東区)をつなぐ延長5.2kmの路線です。
この区間は元々、有料の高速5号線として計画されていましたが、建設費の償還が困難であることを理由に北九州高速の整備計画から外され、2011年度から市が無料・4車線の一般道として整備事業を進めてきました。
しかし、市の財政状況や周辺開発により高速の利用増加が見込まれることなどから計画が再度見直され、2022年に有料・4車線の都市高速として整備していくことが決定。そして今回、有料道路事業に着手されました。
有料道路事業の事業期間は、2023年度から2033年度までの11年間。開通は、枝光から牧山までの3.2kmが2023年度、牧山から戸畑までの2.0kmが2033年度の予定です。
完成すると北九州高速の環状化が実現します。4号線を迂回できるほか、黒崎・八幡と戸畑・小倉を結ぶ新たなルートが生まれます。
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