間違ってない!? 外した「スタッドレスタイヤ」の置き方に要注意! タイヤの寿命を縮める「NGな保管方法」とは
正しいタイヤの「置き方」とは
■タイヤの置き方は「タイヤの状態」によって異なる
外したタイヤを保管する一般的な方法としては、「タイヤを横に寝かせて重ねる」や「立てたまま横に並べる」、あるいは「タイヤラック」を使用して保管する人が多いでしょう。
タイヤがホイールに組み込まれている状態であれば、横に寝かせて重ねる方法で問題ありません。
重ねることで下のタイヤが変形しないか心配になりますが、ホイールやタイヤの丈夫なサイドウィール全体で上のタイヤの重量を受け止めるため問題は無いということでした。

では、ホイールから外したタイヤのみの状態ではどうでしょうか。
この場合は積み重ねてしまうと下のタイヤが変形する可能性があり、推奨は出来ないといいます。タイヤのみで保管する際は可能であれば縦に立てて置き、変形を防ぐよう心がけましょう。
逆にホイール付きのタイヤを立てた状態で保管すると、地面と接地している部分が平面に変形しやすく、次に装着して走ったときに振動を発生させる可能性があります。
そのほか、タイヤラックは小スペースに保管できるので便利なアイテムではありますが、ラックに乗った部分にのみ重量がかかるため変形の可能性が高いといいます。
タイヤラックを使用するときは、負荷が一部にのみかからないよう定期的にタイヤを回転させると安心です。
※ ※ ※
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤと比べて使用期限が短く、本来の性能を発揮できる期間は、製造から約4年が目安とされています。
さらに、同じ製造タイミングのタイヤだとしても、保管方法によってその後のタイヤの寿命は大きく変わってしまいます。
タイヤは決して安い買い物ではありませんので、まだ使えるタイヤをダメにしないためにも、正しい保管方法をいま一度見直してみてはいかがでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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