トヨタ「未来型ハイエース」は超便利? 斬新「前後スライドドア」採用 次期モデル占う「LCV」への反響は

「未来のハイエース」への反響は

 いずれも近未来的なデザインの外観は共通していますが、ボディサイズと内装は異なります。

 D-CARGOは、200系より少し大きい全長4700mm×全幅1735mm×全高1885mm。Bピラーを廃した前後スライドドア(助手席側のみ)と低床フラットフロアにより、荷物の積み下ろしがしやすい大開口間口を実現したほか、リアには、狭い駐車スペースでも開閉しやすい上下2分割式バックドアを採用しています。

LCV CONCEPT  BUSINESS LOUNGE
LCV CONCEPT BUSINESS LOUNGE

 BUSINESS LOUNGEは、D-CARGOよりやや高い全長4700mm×全幅1735mm×全高2120mm。リラックスできるコンフォータブルモードを備えたシートに加え、室内にいながらスーツケースから着替えや必要なアイテムを取り出せるサイドアクセスラゲージを採用。大型ディスプレイやプライバシーを守る瞬間調光ウィンドウ、スライドテーブルなども備え、使い勝手の良い移動オフィスのような空間に仕上げています。

 ATHLETIC TOURERは、BUSINESS LOUNGEと同じボディサイズですが、床下格納ワイドスロープと車高ダウン機能が作る緩やかなスロープ角度により、車いすに乗ったまま楽に乗降が可能。さらに、ステアリングが前後に可動するステアリングテレスコピックと、シートが上下に可動するシートクッションリフターが、車いすと運転席間のスムーズな移乗をアシストします。車いす競技車両は室内にそのまま搭載できるため、積み込むたびに分解を必要としていたアスリートの負担を軽減します。

 このように使い勝手や実用性アップを突き詰めたLCV CONCEPTシリーズですが、SNSなどでは「未来の商用車」「エスティマ感モリモリ」といった感想が。また、“とがった”デザインを見て「たぶん職人買わんぞ」「何らかのモデルチェンジがあるのは確実ですが、これはないでしょうねー」とネガティブな見方や要望もありました。

 しかし一方で、「窓ガラスが大きいので運転しやすそう」「オシャレな商用車って感じでいいですね」など肯定的な声も。さらに「もうちょいアナクロな無骨さを出して欲しい」「今のままで質感あげて」「単純に両側電動スライドドアにして欲しい」といった要望も寄せられています。

 LCV CONCEPTシリーズは現在に至るまで市販化の話題はありませんが、トヨタ系自動車部品メーカーのアイシンが2022年11月、SUVにも搭載できる「新リンク式パワードア(LPD)」を発表しています。これはLCV CONCEPTに採用されたBピラーを廃した前後スライドドアと同様のコンセプトであり、今後、この要素を本格的に盛り込んだモデルが登場するかもしれません。

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トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 後席シートアレンジ
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 後席シートアレンジ
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 後席シート[写真は2017年11月一部改良モデルで最新モデルとは細部が異なります]
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 後席シートアレンジ
トヨタ ハイエースバン スーパーGL 後席シートアレンジ
トヨタ ハイエースバン スーパーGL(標準ボディ・2WD ディーゼル車) 内装・インパネまわり[写真は2020年一部改良時のモデルで最新モデルとは細部が異なります]
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