スバル新型「レガシィ“トラック”」登場!? タフ感高い「バハ ウィルダネス」の正体とは! 過去にはホントに実現も?

2023年4月1日、Subaru of New Englandは、新型「Baja Wilderness(以下バハ ウィルダネス)」と称したクルマの画像を公開しました。このクルマは、エイプリルフールの“冗談”として投稿されたレンダリング画像のようですが、過去にスバルは、レガシィのピックアップトラックモデルを実際に展開していました。

スバルがレガシィのトラックを発表!? 新ウィルダネス発表までの話題作りか

 2023年4月1日、アメリカ・ニューイングランド地域でスバル車の販売をおこなう「Subaru of New England」は、新型「Baja Wilderness(以下バハ ウィルダネス)」と称したクルマの画像を公開しました。

 このクルマは、エイプリルフールの“冗談”として投稿されたレンダリング画像の様ですが、過去にスバルは、レガシィの派生車種で「BAJA(以下バハ)」というピックアップトラックを展開していました。

Subaru of New Englandが投稿した新型「バハ ウィルダネス」
Subaru of New Englandが投稿した新型「バハ ウィルダネス」

 Subaru of New Englandが投稿した新型バハ ウィルダネスは、日本では「レガシィ アウトバック(北米名:アウトバック)」として展開されるクロスオーバーSUVの海外限定グレード「ウィルダネス」をベースに、CGでピックアップトラック化しているようです。

 Subaru of New Englandはこのクルマについて、「260馬力のターボチャージ付きBOXERエンジン、9.2インチの地上クリアランス、標準AWD、最大75立方フィートの貨物スペースを搭載、オフロードアドベンチャーに必要なものすべてを備えています」と説明していますが、注釈に「新型バハ ウィルダネスはどこにも存在しません! エイプリルフールの冗談です! がっかりした? 4月5日の本当のWildernessの公開をお楽しみに!」とコメントしており、エイプリルフールの“冗談”であることがわかります。

 2023年3月30日に北米スバルは、2023年4月5日から米国で開催されるニューヨーク国際オートショーで「Wilderness(ウィルダネス)」シリーズの新型車を発表することを明らかにしており、同車の発表に向けた話題作りの一環であることがうかがえます。

レガシィ アウトバックのトラック版とも言える新型バハ ウィルダネスですが、実は過去にスバルは国外で、同様のモデルである「バハ」を販売していました。

 レガシィは1989年に初代モデルが登場したステーションワゴン/セダンです。

 2代目「レガシィ」には、派生車として「ツーリングワゴン」をベースに車高をアップしてSUVテイストを加えた「レガシィ グランドワゴン」が登場。3代目モデルでは「レガシィ ランカスター」となりましたが、北米では初代より一貫して「アウトバック」という車名で販売されました。

 バハはこの「アウトバック」の荷室上部を取り払いピックアップトラック化したモデルとして2003年に登場したモデル。2006年までのわずか3年間しか生産されず、その後モデルチェンジしたアウトバックには設定されることはありませんでした。

 しかし、乗用車ベースのピックアップトラックは希少で一定の需要はあるようで、新型バハ ウィルダネスに対し「ホントに発売してほしい」など、市販化を願うコメントが多く寄せられています。

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 あまりピックアップトラックを展開していたイメージのないスバルですが、過去には小型乗用車「レオーネ」をベースにピックアップ化した「ブラット」が国外で販売していました。

 今のラインナップでピックアップトラックはありませんが、アフターパーツで「2代目インプレッサ」をトラック化する独自のキットを製作するカスタムショップも存在します。

 冗談から生まれた新型バハ ウィルダネスのようなクルマを、この先誰かが再現する可能性を完全には否定できません。

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