スズキ「ジムニー」ベースの「新型台車」登場!? 多用途で活躍できるプラットフォーム「ブランクロボット」試作車を公開 豪州企業と共同開発へ
スズキは豪州のアプライド エレクトリック ビークルズと自動運転可能な電動台車の開発に関する覚書を締結し、試作車の画像を公開しました。
ジムニーベースの「自動運転車」が登場!?
スズキは2023年3月30日、オーストラリアのスタートアップ企業であるアプライド エレクトリック ビークルズ(Applied Electric Vehicles Ltd・以下アプライドEV)と、自動運転可能な電動台車の開発に関する覚書を締結したと発表しました。
さらに、アプライドEVの自動運転車両プラットフォーム「Blanc Robot(ブランクロボット)」試作車の画像を公開しています。
アプライドEVは、自動運転向けの電動化やソフトウェアなどの技術に強みを持つオーストラリアのスタートアップ企業で、2015年に設立。
2019年には帝人と低速EVの開発契約を締結し、2021年にはドイツで開催された第27回「ITS世界会議2021ハンブルグ」に出展。
食料品や荷物などの配送から産業での使用まで、商用車の様々な用途に対応できる車両プラットフォーム「ブランクロボット」を発表しました。
なお、スズキはアプライドEVと2021年9月に基本合意書を締結し、2022年に出資するなど、協業の検討を進めてきました。
今回両社が合意した共同開発では、スズキの本格四輪駆動車「ジムニー」のラダーフレームをベースに、アプライドEVのブランクロボットを統合制御システム「Digital Backbone」(デジタルバックボーン)で制御する電動台車の開発を行うといいます。
また、電動台車の生産および普及に向けたビジネスモデルの開発や、ブランド力の向上に取り組むことも明らかにしています。
なおスズキは、共同開発の合意に先立って同社のコーポレートベンチャーキャピタルファンド「Suzuki Global Ventures」(スズキグローバルベンチャーズ)を通じてアプライドEVに追加出資を実施。
両社の関係をさらに強化し、次世代モビリティ用ソフトウェア関連技術の開発を推進していくとしています。
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