背が高いクルマは洗車しづらい!? ミニバン・SUVを素早くキレイに洗いたい!「時短洗車」のコツとは
ミニバンとSUVではキレイに仕上げるポイントが違う!?
洗車した背が高いクルマをきれいに見せるコツはあるのでしょうか。
「ミニバンは、ボディより窓と細部の仕上がりで印象がグッと変わってきます。もちろんボディ表面のきれいさも重要ですが、平面に近いラインを描くミニバンは映り込みなどでもムラができにくく、多少の水アカはそれほど気になりません。
それ以上に気になるのは大きいウインドウ(窓)です。窓に拭き残した水滴が乾いた跡などが目立つんです。
とくに最近は後部座席のウインドウはプライバシーガラスになっているモデルが多く、拭き残しが余計に目立ってしまうので、窓を丁寧に清掃するとキレイに仕上がるでしょう」(中古車販売店スタッフYさん)

では、SUVはどのようなポイントに注意したら良いのでしょうか。
「SUVをキレイに見せるポイントはミニバンと違い、ホイールアーチやバンパー下部などに配置されている樹脂製パーツのツヤ感が重要です。
SUVは最低地上高が高められているぶん、ホイールハウス内も見えやすく、また悪路走破性を考慮した樹脂製パーツをボディ下部に多く採用しています。この部分に黒々としたツヤがあると、クルマがキレイに見えるのです。
洗車後、ボディ全体が白ぼけた印象に感じるのは、樹脂の表面が実際に白くなっていることが多く、樹脂製パーツ用の保護剤やもしくはコーティング剤などで表面のツヤを出してあげると、締まった印象になります」(中古車販売店スタッフYさん)
SUVだけでなく、樹脂製パーツを使っているモデルも同様に、この部分のツヤ感を引き出すことがポイントになるそうです。
ほかにも、グリルやモールなどのクロームパーツもピカピカにすることで、さらに質感がアップします。クルマのクロームパーツ用のツヤ出し剤やバイク用のものを使うのが良いといいます。
「細部を仕上げるテクニックも、きれいなボディを短時間で仕上げる洗車があってこそなんです。そのためにも、できる限り素早く洗車を完了できるグッズを上手に活用してください」(中古車販売店スタッフYさん)
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意外なことに、背が高い大きいクルマは、面積が大きいボディ表面より細部が気になるということがわかりました。このあたりを意識して洗車すれば、今まで以上にキレイに仕上げることができそうです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。
















