全長8m超え&8枚ドア!? トヨタが「“デカすぎ”リムジン」作ってた! 超豪華内装の「タンドラリムジン」とは
米国で毎年開催される世界最大級のカスタムイベントとなる「SEMAショー」ですが、トヨタは2015年に開催された同イベントに、巨大なフルサイズピックアップトラック「タンドラ」をリムジン化した「Tundrasine」を公開していました。
全長8m超え&8枚ドアのトヨタ「タンドラ」
世界各地で開かれるクルマの祭典「モーターショー」には、様々なコンセプトカーや新型車が発表されていますが、カスタムカーの祭典である「オートサロン」や米国の「SEMAショー」では“奇抜な”コンセプトカーやカスタムカーも披露されます。
トヨタの北米法人は、「タンドラ」をリムジン化した「Tundrasine」を2015年に公開していました。
タンドラは、トヨタが北米で生産するフルサイズピックアップトラックです。2021年9月には15年ぶりのフルモデルチェンジを行い、現行の3代目が誕生しました。
そんなタンドラの2代目モデルをベースに、車体を延長し豪華内装へと改装するなどリムジン化したのが「Tundrasine」です。
パワートレインは、ベースと同じ5.7リッターV型8気筒エンジンを搭載。
ボディサイズは、ベース車の全長5814mm×全幅2030mm×全高1925mmに対し、Tundrasineは全長が2291mm延長され8100mmに、ホイールベースは5991mmに延長されています。
長くなったボディに合わせてドアは4枚増え、合計8枚となったほか、車両重量は3トンを超えて3618kgに達しています。
インテリアは、ピックアップトラックとは思えない、高級プライベートジェット機のコックピットや客室をイメージしたというブラウンレザーを採用した豪華な印象に仕上がっています。
Tundrasineは、当時のタンドラを製造していたトヨタのテキサス工場で作られたといいます。
このクルマについて、トヨタの担当者であるAppelbaum氏は以下のようにコメントしています。
「人々はこれまで多くのリムジンを見てきましたが、Tundrasineのようなものは一度もありませんでした。このクルマの制作に携わった工場のスタッフは、『テキサスではすべてが大きい』と言っていました」
※ ※ ※
ハマー「H2」など、SUVのリムジンを目にすることはあっても、ピックアップトラックのリムジンは、当時も今も珍しい存在です。
Tundrasineについて、現在に至るまで市販化の報道はありませんが、“夢”のある出展となりました。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。