「年402回渋滞」の圏央道イライラ区間ついに4車線化! 最高速度もアップで混雑改善へ
圏央道の久喜白岡JCT~幸手IC間と境古河IC~坂東IC間が、4車線化されます。
久喜白岡JCT~幸手IC間などが4車線に
圏央道の埼玉県と茨城県の一部区間が、2023年3月31日15時から4車線(片側2車線)に広がります。
暫定2車線が4車線化されるのは、埼玉県内の久喜白岡JCT~幸手IC間8.5kmと、茨城県内の境古河IC~坂東IC間9.1kmです。
これらの区間では、4車線化に合わせて最高速度が70km/hから80km/hに引き上げられます。
圏央道では、片側1車線に絞られる場所や、道路勾配が変わる場所を中心に渋滞が発生しています。
特に東北道に接する久喜白岡JCT~幸手IC間は、コロナ禍前の2019年の1年間(GW・お盆・年末年始除く)に外回りで158回の渋滞が発生。内回りだと1日1回のペースを上回る402回も発生していました。
これらの区間が4車線化することで、交通集中による渋滞はほぼ解消される見込みです。
また、4車線化によりに事故や工事による通行止めの減少、中央分離帯を突破して反対車線に飛び出すような重大事故の減少も期待されています。
なお、圏央道のほかの暫定2車線区間でも4車線化事業は進んでいます。
埼玉・茨城の両県にまたがる幸手IC~五霞IC間は「2024年度まで」、茨城県内の五霞IC~境古河IC間は「2025~2026年度」にそれぞれ4車線化される予定です。
茨城・千葉の両県にまたがる坂東IC~つくばJCT(常磐道)~大栄JCT(東関東道)間も、2024年度から2026年度にかけて順次4車線化となる見通しです。
圏央道は海老名や狭山付近を中心に頻繁に渋滞するイメージ。
既に限界に近いのでは?